都道府県には、「木」、「花」、そして「鳥」が県のシンボルとして各々制定されています。その中で、白鳥を県鳥にしている県は、青森県と島根県の2つの県です。

ちなみに北海道は「タンチョウ」、東京は「ユリカモメ」、沖縄は「ノグチゲラ」です。

北海道には多くの白鳥が立ち寄りますが、県鳥は「ハクチョウ」ではなく「タンチョウ」でした。でも、「タンチョウ」なら仕方がないと納得です。確かに北海道はタンチョウのイメージです。既に定着していますね。

昭和38年に、当時の林野庁の指導で全国一斉に鳥獣保護事業が推進されました。その時に県の象徴として青森県と島根県では「ハクチョウ」を指定しました。

《青森県の白鳥飛来地》

青森県では、冬を告げる代表的な鳥として「ハクチョウ」は県民に親しまれています。

さすがに青森県には多くの白鳥飛来地があります。十和田町付近の田園などでは、あちらこちらで白鳥が見られるようです。

その中でも観察に適している「十三湖」、「白鳥ふれあい広場」、「間木堤」について簡単に紹介します。

「十三湖」は、津軽半島の北西部にあって、オオハクチョウが飛来する場所として有名です。コハクチョウも中継地として飛来します。十三湖のハクチョウは青森県の天然記念物に指定されています。

「白鳥ふれあい広場」は、津軽平野の中央付近にある水と緑に恵まれた藤崎町の岩木川沿いにあります。「白鳥ふれあい広場」付近にあるログハウスからは白鳥やカモなどの観察もできるようになっています。

「間木堤」は、おいらせ町にあります。以前は1000羽を超える白鳥が飛来したそうですが、鳥インフルエンザの流行で餌付けをやめてからは、その数は激減しています。しかし、最近は白鳥の餌になる多年草の「マコモ」の植栽などの活動で、年々飛来数は増えてきたようです。

《島根県の白鳥飛来地》

島根県には、中央アジアなどから白鳥が飛来すると言われています。安来市にある能義平野の田んぼなどでも数多くの白鳥が観察されています。

また、宍道湖や中海は、コハクチョウが集団で越冬する本州の南限地と言われています。

環境省が調べた、白鳥の飛来数調査データによると、宍道湖北、出雲空港南、斐伊川河口などで多くの白鳥が観察されています。