鳥は頭脳が発達していますが、特にカラスは知能が発達していると言われています。カラスの知的行為について整理してみました。

(1)貝殻を上空から落として割るカラス

カラスは海岸で貝を拾いますが、それが割れない時には、上空から落として貝殻を割り、中身を食べます。この行為は、カモメも行いますが、カモメの場合は、落とす場所を選ぶことまではしません。そのために、落としたところが草などのクッションの場合には割ることができません。

カラスは、舗装道路などの硬い場所を選んで貝を落とすそうです。それどころか、信号待ちをしている自動車のタイヤの前にくるみの実を置いて、車に踏みつぶされたくるみの中身を食べることもすると言われています。

(2)カラスは数を数えられる

動物行動学者でノーベル賞を受賞したローレンツ博士は、カラスは6までの数を数えることができると言われています。これは、多くの学者によって検証されています。

(3)遊びを楽しむカラス

カラスは、児童公園の滑り台で体を滑らせて遊んだり、電線に逆さにぶら下がって鉄棒のようにして遊んだりします。

(4)カラスの知能の高さは霊長類並みと判明

「自己制御性」というのは、視覚的に状況判断をすることが出来るかどうかの能力です。カラスは、これをテストすると、「自己制御性」をもっている動物になります。これは、ゴリラなどの霊長類と同じレベルで、非常に知能が高い動物に分類されるそうです。

(5)カラスは他の鳥類とは異なる素晴らしい能力を持っている

カラスは、動物研究者たちによる観察や実験で、「道具作りができる」「道具を使うことができる」「多くの餌場を記憶することができる」「他のカラスを見て、社会的な行動をすることができる」ということが判っています。

(6)カラスの脳

カラスの脳は、他の鳥類と比較すると大脳が発達しています。そして、鶏(にわとり)と比べると大脳の細胞は多くて、層状に分布しています。

さらに、カラスの脳は、知的活動に関係している「巣外套」や「高外套」が大きいことが確認されています。

霊長類と、鳥の脳の構造は異なっていることから、まだ判明していない点は多いのですが、脳の構造が違っていてもカラスのようにすごい能力を発揮する生物がいることを考えると、鳥類の脳の研究から、新しい発見があるものと期待されます。