虫たちの仲立ちで受粉する花は、虫媒花(ちゅうばいか)と呼ばれています。それらの花は美しくて強い匂いと蜜を出して虫たちを誘います。

花たちは蜜をとりにくる虫についている花粉で受粉して、虫たちは蜜と花粉を花から貰っています。

この虫の代表的なものには、ミツバチがいます。

ミツバチが集めた蜜は「ハチミツ」ですが、これは、ミツバチの唾液に含まれる酵素によって、花の蜜がブドウ糖と果糖に分解されたものです。

ミツバチたちは凡そ600kmもの距離を飛び回ってスプーン1杯分の「ハチミツ」を集めるのだそうです。そして、蜜の糖分は翅であおいで水分を飛ばす方法で濃縮(20%→80%)しています。

 

(1)ミツバチが花の蜜と花粉を巣に持ち帰る方法

花の蜜は、ミツバチの体内にある袋に入れて運びます。その袋は蜜胃(みつい)と呼ばれる腸の手前にある器官ですが、花の蜜はミツバチが食べることで唾液と混ざり、その後、蜜胃に運ばれます。

尚、蜜胃と腸の間には弁があって、そこで留まります。そして巣に持ち帰ってから吐き出して、他のミツバチが集めた蜜とともに貯蔵されます。

ミツバチは、花の蜜だけでなく、幼虫の餌になる花粉も持ち帰ります。ミツバチを観察すると後ろ脚の付け根付近が太くなっていますが、それは、花粉団子として脚につけたものです。巣まで運んだら脚から外します。

 

(2)ミツバチの活動エネルギー

ミツバチは、巣から飛び立つ前に、仲間のミツバチから口移しでハチミツをもらって食べます。このハチミツは消化が良くて糖分もたっぷりあるため、ハードな1日を過ごすことが出来ます。

 

(3)日本にいるミツバチ

養蜂家が飼育しているミツバチは、そのほとんどがセイヨウミツバチと言われています。古くは、ニホンミツバチで養蜂をしていましたが、蜜を集める効率が悪いという理由で、1900年ごろにヨーロッパなどからセイヨウミツバチを輸入しています。

このため、日本にいる野生のミツバチは、ニホンミツバチと養蜂業で飼育されていたミツバチが逃げ出したセイヨウミツバチと言われています。