鳥類は、二足歩行をする脊椎動物です。そう言われるとエッと感じてしまいます。しかし、哺乳類ではありません。そして、それ以外の他の脊椎動物(両生類・爬虫類・魚類)とも明確に違う特徴があります。

(1)上皮

鳥は羽毛という独特な上皮を持っています。鳥類の羽毛は、繊維質でふんわりとした柔らかさを持ち、さらに、しなやかで非常に軽量に作られています。

羽毛は角質でできているために摩耗しやすいのですが、定期的に生え変わることで、体温調節と飛ぶためになくてはならない機能を維持しています。羽毛で体表を覆うことで、常に高い体温を保ち、長い翼の羽毛は軽くて、強度があって飛ぶために必要な揚力と推進力を生み出します。

生存している他の脊椎動物には、これに相当する構造はありません。

(2)嘴(くちばし)

全ての鳥には嘴がありますが、生存している他の脊椎動物には嘴に相当する器官はありません。但し、オーストラリアに分布するカモノハシにはくちばしのような器官があります。カモノハシは変わった生き物で、卵を産む哺乳類です。

鳥は、種類ごとに様々な嘴(くちばし)をしています。この嘴は蝋膜(ろうまく)に覆われていますが、歯はありません。そのため食べ物は飲み込んでいます。

(3)砂嚢(さのう)

鳥類に歯がないのは、飛ぶために体重を軽くする必要性から、歯を支える重い「あご骨」がなくても良い方法を選んだのだと言われています。その代わりに、強力な筋肉でできた砂嚢があります。これは胃ですが、哺乳類の奥歯に該当する臼歯と同じ役割をもっています。

この砂嚢は、かたい食べ物をすりつぶして消化することができます。穀物や種子等のかたいものを食べる鳥類の砂嚢は、細い「ひだ」がつらなったとても強力な筋肉でできた大きなものです。

驚いたことに、食物を砕きやすいように、砂嚢に歯状の突起がある鳥もいます。

尚、やわらかい食べ物(肉・昆虫・果実など)を主食としている鳥類の砂嚢は、筋肉質ではありません。

(4)骨の構造

鳥類の体は全て飛ぶためのことを考えて作られています。そのため、骨も多孔質の中空構造で軽量に作られています。但し、体を守るため、前肢、頭部、骨盤、後肢は、骨をつけて補強されています。