日本で最も危険な生物はスズメバチで、人の死者数で比べると毒蛇やクマなどの追随をゆるさない程です。これは、スズメバチに刺されると、アナフィラキシーショックというアレルギー症状で、呼吸困難や血圧低下などで命が危険に陥ることが多いのですが、オオスズメバチに刺された場合には、アレルギーを持っていなくても、その毒で重篤な症状になることもあるそうです。

このように危険な昆虫は、他にもいますので次に紹介します。

(1)人を刺す蜂

スズメバチ、アシナガバチ、マルハンバチ

(2)身近にいる猛毒昆虫

これは、毛虫類です。特に、生け垣やツバキなどに発生するチャドクガというドクガ科のガの幼虫は毒針毛を持っています。これが皮膚につくとひどい炎症を発症してしまいます。

また、イラガ科やカレハガ科の幼虫(ケムシ)は触れると痛い目にあいます。

さらに、田園地帯にいるアオバアリガタハネカムシというハネカムシ科の甲虫は、体の中に猛毒の液があります。この虫をつぶして体液が人の皮膚につくと、火傷のような症状を引き起こします。

(3)吸血昆虫

これは、蚊のことです。蚊に刺されても普通は程度が軽いものですが、感染症を媒介する点で恐ろしい生き物です。最近では「デング熱」もニュースになりました。

(4)ダニ(これは昆虫ではありませんが、日本では怖い生き物です)

日本では、感染症という点では、昆虫よりもマダニの仲間による被害の方が怖いそうです。ダニ媒介性脳炎は海外で流行していますが、日本でも発生しています。致死率が高く治療しても重い後遺症が残ると言われています。

さらに、冷涼な地域ではマダニが媒介するライム病というものがあります。これらも症状は重篤で治療が遅れると死に至るそうです。

また、鹿や猪が人里に降りてきていますが、これらについているダニも多いと言われています。これに伴って新しい被害が起こるかもしれません。

このように、怖い昆虫や虫はいますが、特別悪さをしなくても嫌われている昆虫は「ゴキブリ」です。

確かに、「ゴキブリ」は病原菌を媒介することもあるそうですが、現在の日本ではほとんど問題にならないそうです。

ゴキブリを見ると大抵、悲鳴を上げて家中が大騒ぎになります。それ程「ゴキブリ」は嫌われています。これは、保護者が「ゴキブリ」をみて大騒ぎする姿をみて育った子供は、「ゴキブリ」を見ると理由もなく怖がります。所謂、記憶の刷り込みです。

あの脂ぎった姿を見ると気持ち悪いと思うのは仕方がないかもしれませんが、将来、人口がさらに増えて食料難になった時には有力な蛋白源ということも言われていますので、毛嫌いするのは可哀想かもしれません。