岩倉自然公園で見つけた、すごい白鳥観察データ

 写真撮影が趣味で白鳥好きの友人(このサイトの共同運営者)とともに、群馬県玉村町にある「岩倉自然公園」に行ってきました(228日)。

公園内の木の葉は落ちて、冬の景色でしたが、当日は暖かくて気持ちのいい日でした。「岩倉自然公園」は、整備されていて清潔感のある、落葉樹の大きな木々が似合う、落ち着いた雰囲気の公園です。(このサイト内に記載した”水辺の森公園”は、岩倉自然公園の一部でした)

烏川に隣接する「岩倉自然公園」を歩くと、様々な小鳥のさえずる声が聞こえてきます。

岩倉自然公園は、「水辺の森公園エリア」「レクリエーションエリア」「スポーツエリア」に区分けされていて公園内の遊歩道は、2.3kmもあります。そして、「森林浴を満喫するコース(1.2km)」と、「水辺を楽しむコース(1.5km)」も設定されています。

実は、この公園付近の烏川には、白鳥が飛来してきます。この日も、およそ60羽の白鳥が遊泳していました。

そして、公園散策を終えて、公園案内板を見にいき、驚きの資料に気が付きました。案内板の端っこに、A4サイズの紙が貼られていて、内容は、この公園に隣接する烏川に来る白鳥の飛来数のデータをまとめたものです。

資料を見ると、昨年(平成28年)と今年のデータです。資料は、横軸に日付、縦軸に白鳥の飛来数を棒グラフで表示しているもので、昨年と今年の飛来数を、色で分けていました。

 驚いた理由は、その観察日の多さです。ほぼ毎日、約3ヶ月間の観察記録が、2年間です。

下図は、案内板に貼り付けられていた紙を写真に撮り、そこからデータを読み取って、再度エクセル図にしたものです。そのため、実観察データとは誤差があるかもしれませんが、白鳥の飛来数の傾向は判ります。

 

 

 

2016年(平成28年)のデータ(14日から、3月下旬ごろ)を見ると、2月初旬の飛来数がピークで、およそ110羽、その後、徐々に減っていき、318日以降は、グラフに印字できない程になっていました。

今年(2017年)のデータは、やはり14日ごろから観察を始めて、以降はほぼ毎日、観察されているようです。白鳥の飛来数は、131日、22日にピークの160羽を観察しています。その翌日に、急激に飛来数が減って、60羽程になっていますが、その日にカヌーの川下りがあったようです。

 その後、少しずつ盛り返して、215日には、120羽になっています。我々が見た時には、220日までのデータが掲示されていましたが、恐らくその後も観察されていると思います。

烏川で、これ程、細かく飛来数を観察しているデータを見るのははじめてです。観察された方に感謝致します。

 尚、この観察データを見ると、白鳥は昨年よりも今年の方が増えています。(嬉しい)

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