最近話題のアリはヒアリですが、このアリに刺されると火傷をしたように痛いと言われています。

日本にいるアリも噛みつくことや、刺すこともしますが、比較的おとなしくて、草取りをしていて巣を壊してしまったとか、アリを捕まえるなどをしないと滅多に攻撃されることはないと思います。

また、日本のアリに噛まれても「ちくっとする」程度でたいしたことはありません。

それに比べると、亜熱帯地方や熱帯地方にいるアリは攻撃的で、刺さないアリはいないと思った方が良さそうです。

そこで、世界中のアリについて、刺されると死ぬほど痛いと言われている嫌なアリを調べてみました。痛さを基準にするのは難しいため、今話題の「ヒアリ」を基準にしてみました。

「ヒアリ」に刺された時の痛さ

「ヒアリ」は非常に攻撃的なアリで、「ヒアリ」に刺されると火傷をした時のような酷い痛みとともにアレルギー反応がでることもあります。

この「ヒアリ」に刺された時の痛さは、まさに激痛と言われています(但し、理由は不明ですが刺された人によって感じ方は随分違います)。

この「ヒアリ」とほぼ同程度の痛さと言われているのは、「アカカミアリ」です。

「アカカミアリ」はアメリカ合衆国の南部から中米に生息していましたが、現在は熱帯地方全般に広く拡散しています。体長は、3mm-5mmで、体の色は赤褐色(頭部は褐色)をしています。

食性は雑食性で作物の根や種子まで食べてしまう害虫ですが、その一方で昆虫を捕食するため、作物の害虫駆除に役立つという側面もあります。

[補足]
「アカカミアリ」は、ベトナム戦争の時に米軍物資とともに運ばれて沖縄に
侵入して繁殖したことがありますが、幸い永住はしませんでした。
恐らく、冬の気候に耐えられなかったのだと思われます。

私は、この「ヒアリ」や「アカカミアリ」に刺された時の痛さが最悪だろうと思っていましたが、世界的に見ると、もっと酷いものがいました。

「テトラポネラ」というアリに刺されると、息が詰まる程の痛さだと言われています。また、数10種類いる「アメリカナガアリ」属の内の数種のアリに刺されると、刺された人は、失神してしまいそうになるほど強烈なものです。

そして、さらにその上をいく、『刺されて最も痛い最悪のアリ』がいました。
それは、「パラポネラ」と「キバハリアリ」です。

刺されると最も痛い最悪の「アリ」

「パラポネラ」

「パラポネラ」は、体長が2.5㎝もある中南米に住む大型のアリです。体色は黒褐色をしていて木の中で生活しています。

「パラポネラ」の毒針は強烈で、刺された人は銃で撃たれたような激痛(焼けるような痛み)が全身に走り、その痛みは24時間も続きます。そのため、別名「銃弾アリ(Bullet Ant)」と呼ばれて怖れられています。

「キバハリアリ」

「キバハリアリ」は、体長が2.5㎝のオーストラリアに住む大型のアリです。このアリは、アリの原始的な性質を多く残しているアリで、オーストラリアには、70種ぐらいが生存しています。

その多くは、乾燥地帯に生息していて地面に穴をあけて巣を作ります。海外のアリを想像すると、巣の上部に大きな塚を作ると考えてしまいますが、この種では、塚を作るのは少ないそうです。

但し、地面の穴の入口は、日本のアリのような小さな穴ではなくて、子供の手のひら程の巨大なものです。(原始時代の名残と思われます)

この「キバハリアリ」に刺されると、スズメバチに刺された時よりも痛いと言われています。

どんな痛みなのか想像もつきませんが、刺されたところは、手のひらほどの大きさに赤くはれてしまいます。そして、痛みは少しずつ軽減されますが、1〜2週間(人によっては、1ヶ月間)も続きます。

また、このアリの原始的な性質の1つですが、巣の近くで刺された人が、たとえ遠くに逃げても執拗に襲撃するそうです。(祖先が蜂だった頃の名残と考えられています)

つまり、刺されるのは1箇所だけではなく、数箇所もあると考えて下さい。

そして、この痛みが1〜2週間も続くと想像したただけでも、まさに拷問です。日本のアリはおとなしくて本当に良かったと思います。