庭の隅の方に「ねこじゃらし」が生えてきました。よくみると、芝生の中にも堂々とはえてきています。

毎年、芝の手入れは大変で、草取りをする気にならないのですが、「ねこじゃらし」のような雑草が生えてくると、妻の悲鳴のような苛立ち声にせかされて暑い日差しの中で汗をだらだら流しながら草取りを始めます。

「ねこじゃらし」という穂を垂れたような植物は、庭どころか、歩道の片隅のあちらこちらに元気よく生えています。こんなに日差しが強いのに全く平気な顔をしてドンドン増殖しているようです。

まったく雑草というもののエネルギーにはパワーを感じてしまいます。雑草は引き抜いても、ちぎっても毎年生えてきます。考えてみれば本当に凄いと思います。

そんな「ねこじゃらし」を調べてみました。

この写真は、庭の隅に生えてきた「ねこじゃらし」です。ピンボケな写真ですが、この部分だけみると、とても深みのある庭に見えてきて、私は本当のことをいうと雑草が好きです。最も雑草なんていう言葉を使うと、そんな植物種は存在しないと天皇陛下に叱られるかもしれません。

「ねこじゃらし」とはどんな植物?

私が「ねこじゃらし」と呼んでいた植物は、イネ科のエノコログサ属で、正式名称は「エノコログサ」でした。「エノコログサ」を漢字で書くと、狗尾草です。この「狗」は犬のことで、犬の尾の草を表していたようです。

「ねこじゃらし」というのは、猫がじゃれついてくるためにつけられたもので、東京などでの方言でした。

「ねこじゃらし」は、私にとっては子供の頃から親しんだ呼び名で、それ以外の呼び名ではピンときません。

「ねこじゃらし」は小学校への通学の時、どこにでも生えていて、緑色のふわふわとした穂の感触が、何とも親しみ深いものでした。

子供の頃は、友人の後ろにこっそりすりよって、首のうしろとシャツの隙間に「ねこじゃらし」を入れて遊んだ思い出もあります。

「ねこじゃらし」は、このように猫を遊ばせるだけでなく子供達にとっても、とてもユニークな遊具でした。

「エノコログサ」は食べられるの?

「エノコログサ」は、イネ科の一年草です。これに近いものには五穀米の一つである「粟(あわ)」があります。

そのため、「エノコログサ」は粟のようにして食べることもできるようです。もちろん食べ物が豊富な現在では、実が小さいし固いし、食べられるように準備するのが大変なため、ごはんの代わりに食べる人はいないと思いますが…..。

しかし、猫などが、胃腸に溜まった毛玉を吐き出すために「エノコログサ」を飲み込むことはあるようです。猫は、「エノコログサ」を食べることで、毛玉を吐き出しやすくしているのかもしれません。