夕方河川敷を散歩していると、川に突き出た棒状の木がありました。
誰かが、川の端に突き立てたのだと思います。

だんだんと近づいて行くと、木の先端に何かがとまっていました。それは、鮮やかな青色の背中をしていて、腹部はオレンジ色をしていました。その時は、ひょっとしたら有名な「カワセミ」かもしれないと思いましたが、思っている以上に小さな鳥でした。

家に戻って、さっそく図鑑で調べてみると、先ほど見た鳥は、まさに「カワセミ」でした。

若いころの私は、あまり興味が無かったのですが、最近は花や鳥にもとても愛着を感じられるようになりました。しかし、残念なことに彼らの名前と姿が一致しません(本当に知識不足)。

ただ、幸いなことに、今の私には十分な時間があります。何かを調べるのも大好きです。そこで、「カワセミ」のことを調べてみました。また、「カワセミ」を調べる過程で「ヤマセミ」という鳥についても知ることができましたので、今回は「カワセミ」と「ヤマセミ」について紹介しよと思います。

「カワセミ」と「ヤマセミ」の姿の違い

「カワセミ」と「ヤマセミ」は、名前が似ていますが、やはり同じ仲間でした。共に、ブッポウソウ目、カワセミ科に属していました。

しかし、見た目は全く違います。「ヤマセミ」は、鳩ぐらいの大きさがありますが、「カワセミ」は、その半分よりも小さな大きさに見えます。

そして、あでやかな「カワセミ」に比べると、「ヤマセミ」は少し地味です。

但し、地味というのは、あでやかな色の「カワセミ」に比べた場合です。「ヤマセミ」の背中の羽根は、白と黒のまだら模様で、頭にはモヒカンのような羽根(白黒)が“もさもさ”とついています。(印象は、かなり派手です)

「カワセミ」と「ヤマセミ」の棲みか

共に、ほぼ全国にいて、土面がむきだしになったガケ等にトンネル状の穴を掘って巣を作ります。もちろん、巣穴は身体の大きな「ヤマセミ」の方がビッグサイズですが、形状は似ています。

共に日本中に分布しているようですが、「ヤマセミ」は渓谷がある山の奥地で、冬でも水が凍らないような湧き水のある所で生活しています。

それに比べて、「カワセミ」は少し下流域(含む海辺)を好みます。川の水質が良くなった地域では、市街地でも川魚が増えたためか、「カワセミ」の姿を頻繁に見ることができます。

尚、「カワセミ」も「ヤマセミ」も寒さには強いのですが、冬には「カワセミ」の方が少しだけ、暖かい所を求めているようです。

「カワセミ」と「ヤマセミ」のエサのとらえ方

「カワセミ」も「ヤマセミ」も水辺が見える所(木の枝や岩の上など)にじっとたたずんで獲物の小魚を凝視しています。

魚たちは、木の枝などから落下した昆虫を捕食するため、水面に近づきます。

そのような魚を見つけるとさっと飛び込んで、あっという間に魚をくちばしで捕まえます。元気な魚や大きな魚を捕獲すると、何回も枝等に叩きつけて、骨を柔らかくしてから飲み込みます。

「カワセミ」と「ヤマセミ」を調べると、多くの人々が彼らの魅力に取りつかれている理由が良く判りました。

ますます河川敷の散歩の楽しみが増えました。

尚、JR九州では、「カワセミ」と「ヤマセミ」と命名したゴージャスな新特急列車が運行しています。運行ルートは、「カワセミ」と「ヤマセミ」という名前がピッタリの場所です。

私も、一度は乗車してみたくなりました!