河川敷の近くの市営の運動場に行くと、時々トビの親子が飛んでいるのを見ることができます。

しかし、大抵の場合、数羽のカラスが近くにいて意地悪を仕掛けます。トビは、タカ目タカ科の猛禽類(もうきんるい)で、カラスより大きいためトビが怒れば返り討ちにあうと思うのですが、カラスはトビをしつこく追い回して追っ払っているようにみえました。

調べてみると、カラスは、タカやフクロウなどの猛禽類(もうきんるい)に対して敵意をむき出しにして反応する習性がありました。

猛禽類は肉食で、カラスも襲撃されるためか、タカやトビがカラスのテリトリーに近づくと集団で襲いかかって追い出すことをします。

そして、カラスは、とりわけフクロウに対して特別過剰に反応することが判りました。

ちょっと面白そうなので、フクロウとカラスの関係について調べてみました。

カラスがフクロウを極端に嫌う逸話

昔から、カラスとフクロウは仲が悪いと言われていて、日本の民話だけでなく、インドの昔話にもなっている程です。

民話や昔話は、比較的のんびりとした内容ですが、本当にカラスとフクロウは仲が悪いため、それを知っている人間に上手く利用されていました。

日本とアメリカでは、おとりのフクロウまたは、フクロウの剥製(はくせい)を見通しの良い地面に置いて、それに襲いかかるカラスの行動を利用してカラスを捕獲や射殺していました。

おとりのフクロウ等に襲いかかる興奮したカラスは、簡単に捕獲され、または、至近距離から銃で撃たれても次々に攻撃したそうです。

カラスは、昼間にフクロウを目撃すると我を忘れる程に攻撃的になります。このエピソードは、カラスが強烈な敵意をフクロウに抱いていることを示しています。

■フクロウとカラスの関係

多くの人が知っているようにフクロウは夜行性の鳥です。そして、ワシやタカと同様に猛禽類(もうきんるい)ですから、カラスも襲います。

そのため、カラスはフクロウを怖れていますが、同時にフクロウに対して強い敵意を抱いています。

カラスがフクロウに強烈な敵意を持つ理由

恐らく、この両者は昼型と夜型の違いが、亀裂を決定的にしているのではないかと思われます。

その理由は、カラスと同じ昼型のタカ、トビ、ワシなどの猛禽類(もうきんるい)の場合には、お互い目で確認しながらの戦いになります。
そして、カラスが群れの場合には、力を合わせて猛禽類をテリトリーから追い出すことだってできます。

ところが、夜型のフクロウは、カラスの群が、塒(ねぐら)で寝ている時に、こっそり近づいて襲撃することができます。

夜襲されたカラスから見ると、フクロウは卑怯で残忍で、とても許せない相手だと感じるのではないでしょうか。