シロアリは、アリではないということは知っていましたが詳しくは知りませんでした。

シロアリは、木を食べて人の家をぼろぼろにしてするということで、極端に嫌われていますが、何だか将来役立ちそうな生き物です。

シロアリは、ゴキブリの仲間でしたが、かなり複雑で簡単にはまとめることが難しいため、今回は、「アリとの違い」と「シロアリの注目ポイント」に絞って紹介することにします。

シロアリの概要

シロアリは、学問的には、昆虫綱ゴキブリ目シロアリ科と分類されています。そして朽(く)ちた植物を食べて分解することで土にかえしていますが、シロアリは、コンクリートやプラスチックまで食い荒らすということで、かなり嫌われ者になっています。

シロアリとアリの違い

シロアリは、アリという名前がついていますが、アリとは違う昆虫です。次にその違いを判りやすく整理します。

① 幼虫の時から働くのはシロアリで、アリは成虫になってから働きます
② アリはさなぎになりますが、シロアリはさなぎの期間はありません
③ アリは、女王アリ以外もほとんどメスですが、シロアリはオスとメスが同数います
④ アリは、動物や植物を食べますが、シロアリは腸に繊維質を分解する微生物がいて、主に朽ちた植物を食べます。

シロアリのすごいところ

シロアリは嫌われていますが、シロアリには凄い能力がありました。

セルロースの分解プロセス

シロアリは、一部の微生物しかできない、難分解性のセルロースを分解することのできる貴重な生き物です。その理由は、シロアリの体内(消化器官)に共生している微生物がいるからです。この微生物のおかげで、シロアリだけでは消化できない木材を食べることができます。

微生物が木材を消化すると、有機物(酢酸など)を生じるため、シロアリは、その有機物を栄養にしていました。

実は、シロアリの消化器官内で行われているセルロースの分解プロセスが、植物由来の油生成に役立つものとして注目されています。(研究されています)

もう一つのすごいところは、シロアリの女王の寿命の長さと、産卵数の多さです。

シロアリの女王の寿命と産卵数は、昆虫界のNo1

シロアリの女王は、普通のシロアリの3倍ほどのサイズ(15mm)で小さな夫(王)と共に王室に住んでいます。

女王が大きくなるのは、働きアリから十分な栄養をもらっているためですが、女王は生きている限り産卵し続けるそうです。しかも長寿のため、1匹の女王で、50億個も生むと言われています。

寿命は100年とも言われていますが、ちょっと信じ難いため、明確なデータを見つけたら紹介します。