スズメの祖先のこと

スズメの写真

スズメの写真

鳥は恐竜の生き残りだと考えられています。
恐竜の誕生は、およそ2億3,500万年前で、その後、恐竜はさまざまな進化の枝分かれをして1億年以上も繁栄していましたが、6,550万年前に忽然(こつぜん)と姿を消したとされています。

6,550万年前の地球に何があったのか明確には判っていませんが、直径10km〜15kmの小惑星がメキシコ湾とカリブ海の間にあるユカタン半島に落ちたという説が有力です。クレータの大きさは、180kmもある巨大なもので、超巨大な爆発が発生したことになります

こんな大爆発が起こると、熱風や衝撃波、そして巨大な津波がさまざまなものを破壊することはもちろんのこと、長期間に亘って地球規模での環境変化が引き起こされたことが容易に想像できます。

そのため、大型の恐竜たちは生き残れなかったのでしょう。しかし、恐竜が誕生してからの進化の枝分かれの中で、鳥類になった一部の祖先が生き残ってきたと考えられています。そして、そこから、スズメの祖先が発生したのでしょう。

次に、スズメの祖先の誕生と、現在のスズメの種類について紹介します。

スズメはいつ頃どこで誕生したの?

スズメの仲間は、アフリカ大陸に16種、ヨーロッパに2種、そしてアジア大陸に6種います。残りは、アメリカやオーストラリアに2種いますが、これらは人が移住させたスズメです。このように現在のスズメは、全世界で26種います。

スズメの発祥の地

DNA分析の枝分かれの順番のデータや、アフリカに最も種類が多いことなどから考えると、アフリカで発祥したという説が有力です。

スズメの出現時期

以上のように、スズメの発祥の地は明確ではありませんが、スズメが地球上に出現した時期も正確には判っていません。ただし、スズメの化石は、中東で30万年前の地層から発見されていて、現在日本にもいるイエスズメに近い化石は、12万年前の地層から発見されていることなどから推定して、数10年前に誕生したと考えて良いでしょう。

 

日本のスズメ

現在のスズメ属(26種)の内、日本にいるのは、スズメとスズメよりも体全体が赤味を帯びている、ニュウナイスズメの2種です。また、国内では繁殖していませんが、イエスズメも観察されています。このイエスズメは、ロシアのサハリン州などに分布していたものが、迷って日本に来たものと考えられています。

ニュウナイスズメとは?

イエスズメと、スズメは人の近くで生活していますが、ニュウナイスズメは、普段は森で生活していて機敏に木の枝の上を飛び交います。そして、人に対しては警戒心が強い鳥です。

 

ただし、ニュウナイスズメの姿形は、スズメと似ています。

 

まとめ

スズメ属は、全世界に26種もいるとは思いませんでしたが、日本のスズメのように人里で生活をするスズメの種は少ないようです。観察記録によると、26種の内、「人が作った構造物に巣を作るスズメは17種ほどいますが、内15種は人の生活圏でも繁殖をすることがある」という程度でした。

つまり、スズメとヨーロッパなどにいるイエスズメは人と密接に関係して生活していますが、スズメ全体からみると一部の種でした。

スズメの数が減少しているということを聞いてから、スズメのことが気になっていましたが、スズメ属にも多様性があったようです。