不思議な雰囲気の果実と言えばザクロ

ザクロの写真

ザクロの写真


暑い夏が終わって、涼しくなると何だか生活が落ち着いてきたような気がします。そんな時にふらっと散歩すると、誰かの庭に植えられたザクロの実を見て不思議な感情がこみ上げてくることがあります。不思議な感情ですから、どんなものかと聞かれても、はっきりとは答えられませんが、遠い過去や異国のことを偲(しの)ぶような、または哀しい気持でしょうか?

私は、紅色のザクロの実を一度も食べたことがありませんが、子供の頃から興味深く見ていました。そんなザクロのことをあれこれ調べてみましたので、紹介することにします。

ザクロってどんな果実なの?

ザクロはザクロ科の落葉樹に実る果実で世界のあちこちで栽培されています。日本では、東北よりも南の地域の家庭の庭などで観賞用として植えられているようです。

ザクロの木の枝の先はトゲになっていますが、6月〜7月頃になると、枝先の辺りに赤紅色のつぼみが膨らんできて紅色の花を咲かせます。果実は、夏の終わりから秋にかけて実ります。

ザクロの実は、6㎝〜10㎝ぐらいの大きさで、熟してくると厚い果皮の先端部分が割れて、赤色のツブツブの外種皮が見えるようになります。

ザクロは、赤いツブツブを食べます。味は、さわやかな甘味と酸味があって酸っぱいような独特の食感だそうです。

なお、ツブツブの中にはタネがあります。食べられるそうですが、気になる方は出して下さい。

ザクロの歴史

ザクロは、健康や美容に良いとされていて、旧約聖書や古い時代の医学書などにも登場する果実でした。5000年以上も前から栽培されて食べられていたようです。

原産地は、中東のイランですが、シルクロードで中国やヨーロッパに広がりました。日本に渡来したのは平安時代と言われています。

ザクロは中東が原産地の果実でした。そのため、エキゾチックな雰囲気を醸し出していたのでしょう。

現在、国内品のザクロは、販売目的での栽培品はされていないため、スーパーなどで売られているザクロは、甘みの強い海外からの輸入品だそうです。

健康に良いとされる成分

ザクロの主な栄養成分はカリウムで、100g食べると250mgも含まれています。また、古い時代の医学書に登場する程の果実のため、さまざまな注目される成分が含まれていました。

ザクロにある抗酸化作用の成分

ザクロには、抗酸化作用のアントシアニンやタンニン類が含まれていて生活習慣病の予防に効果があると言われています。

ザクロの食べ方

私は、ザクロを食べたことがないため、美味しい食べ方も調べてみました。

ザクロは先端の尖った部分をナイフなどで切り落として、切り口に十字の切込みを入れます。両手で切れ込みを開いて割ってから、指でツブツブを取り出します。

このツブツブを食べますが、庭で採れたザクロは酸味が強いため、ヨーグルトなどをかけるのが良いでしょう。

また、「野菜サラダに、ザクロのツブツブを振りかける」ことや、ガーゼなどで絞って「ジュースで飲む」、「カクテルのシロップ」にするなどの使い方もあります。鮮やかな紅色のため、インパクトがあります。

まとめ

少し黒ずんだような紅色をしたザクロの実は、とてもエキゾチックに見えます。ザクロの原産地が中東のイランであることを知って、理由が判ったような気持になりました。

ザクロは、普通の果実とは見た目も、食べ方も違います。日本では商品としての栽培はされていないようですが、酸味の強い国産のザクロを食べてみたくなりました。

理由は判りませんが、ザクロに哀愁(あいしゅう)を感じてしまうのは秋になったせいでしょうか?