秋の蜂は怖い

スズメバチの写真

スズメバチの写真


スズメバチに刺されてしまうと命に関わる危険性が高いと言われています。日本には多くの蜂がいますが、特に危険度が高いのは、攻撃性が強いスズメバチです。

林野庁のホームページには、日本での蜂刺されによる死亡者数の推移や、蜂災害を防ぐ対応などの情報を見ることが出来ます。幸いなことに平成26年以降は林業従事者の死亡者は発生していません。

林野庁のホームページを参考にしながら、蜂の被害に遭わないようにする方法等を紹介します。

スズメバチの攻撃の特徴

蜂は、むやみに人を攻撃することはしませんが、蜂の攻撃には特徴があって、次ぎのような4つの段階があります。(この説明はスズメバチの例で紹介します)

  • (1)巣への接近に対する蜂の警戒
  • 巣の出入口や巣の周りにいる蜂は、巣に近づく人や動物をしっかり見張っています。それとは別に、巣から少し離れたところで巣の周囲を警戒しながら飛んでいる蜂もいます。

  • (2)巣への接近に対する蜂の威嚇
  • 巣の周囲を警戒しながら飛んでいる蜂と人や動物が出会うと、羽音をさせながら上下左右をまとわりつくようにして飛びます。

  • (3)巣への間接的な刺激を与えた時の蜂の攻撃
  • 蜂の威嚇に気が付かないで、巣の目の前に来てしまった時や、巣に振動を与えた時には、巣内から蜂がスクランブル発進して出てきます。そして、多くの蜂から毒針で刺されます。

  • (4)巣に触れてしまった時の蜂の攻撃
  • 蜂の巣を壊そうとするなどの行為をすると、巣内の蜂は一斉に飛び出してきて、巣を壊そうとする相手に毒針を刺します。

蜂の攻撃には、以上のような段階があります。(1)(2)の段階で蜂の威嚇(いかく)に気が付いて、その場から離れることが求められます。

蜂災害の防ぎ方

蜂による被害をなくすためには、蜂に刺されないことが基本です。そのためには、巣に近づかない、巣を刺激しない、巣の近くでは作業しない、防蜂網の着用や殺虫スプレーの携行などが必要です。

しかし、蜂の巣があるのに気が付かないで近づいてしまうこともあります。林野庁では、林業従事者に対して、あらかじめ蜂アレルギーの有無を検査して、アレルギー反応が重い人には、アナフィラキシーショックを防ぐための自動注射器の携帯を促しています。(自動注射器の使用には、事前に登録医師の処方要)

まとめ

毎年、蜂刺されによる死亡者が発生しています。平成25年(死亡者24名)内、林業従事者の死亡者数は2名、平成26年(死亡者14名)、平成27年(死亡者23名)、平成28年(死亡者19名)、平成29年(死亡者13名)と推移しています。幸いにして林業従事者は、平成26年以降の死亡者は発生していませんが、一般の方が大勢亡くなっています。

林野庁のHPでは、林業従事者に対して、あらかじめ蜂アレルギーの検査をして、それに応じた準備をすることも勧めていますが、最も強調しているのは、蜂の攻撃の特徴をPRして、蜂に刺されないようにすることです。

私は、子供の頃から、蜂を身近でみてきたため、普通の方よりも冷静に蜂をみることができると思っています。そんな私の経験では、蜂が樹液や蜜などを探しにやってくる時には、例えスズメバチでもおとなしい蜂です。

ところが、実家の屋根の下付近にスズメバチの巣を見つけた時の体験では、スズメバチの恐ろしさを痛感しました。

この時は、リビングのガラスを開け閉めしながら遠くまで届く殺虫剤で、巣を狙って、シューっと攻撃を仕掛けました。すると、怒ったスズメバチがいっせいに私をめがけて突進してきました。この時にはガラスで助かりましたが、スズメバチの怒りの凄さに、体が震えたことを覚えています。

もしも、外でこんな状態のスズメバチに遭遇したら生きた心地はしないでしょう。

やはり、野山に出かける時には、蜂の巣の近くには行かないことが最も重要です。そのためには、蜂の威嚇(いかく)する羽音などには常に注意を払うことと、むやみに藪の中には入らないことだと思います。