知りたい日本のカラスのこと

ハトよりも大きくて黒い鳥と言えば、大抵の場合はカラスです。日本の場合、カラスに関わることなら、大抵細かい種類のことは話題にもしないで、ただのカラスで通用してしまいます。

そんな日本のカラスにも種類があって、渡りをするカラスを含めて、日本には5種類のカラスがいます。

近年では、カラスは黒くて不気味というだけではなく、頭の良い鳥の代表のように言われることもあります。そんな日本のカラスについて調べてみました。

カラスの種類と特徴

日本のカラスの種類のことは、正直あまり興味はありませんでしたが、「ハシボソガラス」と「ハシブトガラス」という名前ぐらいは知っていました。

日本にいるカラスは、上記の他に、「ワタリガラス」、「ミヤマガラス」、「コクマルガラス」が知られています。

ハシボソガラス

ハシボソガラスの写真

ハシボソガラスの写真

ハシボソガラスは、全身黒光りをした50㎝程の大きさをしています。見た目は、ハシブトガラスに似ていますが、ハシブトガラスに比べて、スマートな体形で、くちばしも細く、額もなだらかです。

但し、スマートな外見とは異なり、鳴き声は絞り出すように「グアッ、グアッ」と濁った声を出します。

ハシボソガラスは、主に農耕地や河川敷に生息しています。都会生活をするハシブトガラスの近くに棲むハシボソガラスは、体の大きなハシブトガラスからいじめられますが、頭の良さを生かして生活を楽しんでいます。

ハシブトガラス

ハシブトガラスの写真

ハシブトガラスの写真

ハシブトガラスは、上くちばしの曲がりが大きくて太く、頭は盛り上がっています。

その上、ハシボソガラスに比べてやや大きい(56㎝程)ため、ゴミ捨て場を散らかす汚らしいカラスのイメージに最も合っているカラスです。

見た目が怖く、人を威圧しながら大都会で生活している、ちょっとずうずしい性格のカラスです。

食性は、ハシボソガラスと同じ雑食ですが、ハシブトガラスの方が、肉食性が強いといわれています。なお、都会にはカラスを襲う猛禽類も少ないことから、都会の空の王者として君臨しています。

ハシブトガラスの鳴き声は、「カア、カア」と透き通った声で鳴きます。

ワタリガラス

ワタリガラスは、冬の時期に北海道の北東部に群れで飛来する北方系の渡り鳥です。ワタリガラスはハシブトガラスよりも一回り大きくて、喉元の羽は毛羽だっていて、楔形(くさびがた)の尾羽をしています。

鳴き方が変わっていて「カボッ、カボッ」のような声を出します。

なお、ワタリガラスは、北欧神話やエスキモー、インディオなどの神話には、神の使者などで登場することで知られています。

ミヤマガラス

ミヤマガラスは、ユーラシア大陸の中緯度地域で繁殖する冬鳥で、日本には越冬のためにやってきます。ハシボソガラスよりも、やや小さいカラスで、群れで生活していますが、性格は大らかで、種類の違うカラスも同じ群に入れて過ごします。

ミヤマガラスは、九州で越冬していましたが、近年ではほぼ全国に飛来します。成鳥になると、くちばしや足の根本の皮膚が剥き出しになるため、灰色や黄色に見えます。

コクマルガラス

コクマルガラスは、日本に飛来するカラスの中では、小さくてハトと同じぐらいの大きさです。ベースは黒色で、頸部から腹部にかけて白色のものと、全身が黒色に覆われている、2つのタイプがいます。

日本には、九州や本州の西部などに越冬のために飛来します。森や農耕地などで生息していて、ミヤマガラスと一緒の群を作ることもあります。

まとめ

日本のカラスの種類をまとめると、ハシボソガラスとハシブトガラスだけが年間を通じて暮らしているカラスで、残りの3種は、渡り鳥でした。

今までは同じようにしか見えなかったカラスですが、今回の調査で種類や特徴も判りました。外でカラスを見るのが待ち遠しくなりました。