世界的な食料難対策として注目される昆虫食

コオロギの写真

コオロギの写真

最近は、世界的な人口増加に伴って、動物性たんぱく質が不足することが懸念されています。その対策として、昆虫食が注目されています。

日本でも昆虫食の話題は、頻繁に発信されていますが、欧米では具体的なビジネスとして注目されるようになっています。

そんな、昆虫食について最新の状況をまとめて紹介します。

昆虫食とは?

昆虫食は、イナゴやハチの幼虫などの昆虫を食べることですが、昔から世界中で幼虫や蛹(さなぎ)などが食べられてきた歴史があります。野生の動物では、アリクイやセンザンコウなどのように昆虫を専門に食べる動物だけでなく、その他の雑食性の動物によって昆虫は日常的に食べられています。

近年では、世界的な人口増加のため、動物性たんぱく質の不足をまかなう有力な候補として昆虫食が注目されてきました。

昆虫食が良いとされる理由

昆虫食は、たんぱく質やミネラルが豊富で、雑菌等の対応も過熱調理で簡単にクリアできることから食品と考えて問題ありません。

また、昆虫が食べた植物のエネルギーを体重ベースで比較すると、魚の数倍、恒温動物の数倍〜数10倍も効率が良いため、経済的にも効率の良い動物性たんぱく質の供給源になりうることが予測されるため昆虫食は、これからの食材として注目されているのでしょう。

昆虫食の欧米のビジネス化の状況

昆虫食をビジネスとして考えると、安定的な供給量や、農薬などの薬害のない安全面の確保のため、昆虫の養殖は必須になるでしょう。既に養殖を始めた会社では生産が間に合わない程の盛況ぶりです。

米国の一例

米国北西部のモンタナ州にある「カウボーイ・クリケット・ファームズ」では、人の食用としてコオロギを養殖しています。養殖場の内部の温度と湿度は、コオロギの成長に適した環境に設定され、マメ科の多年草や大麦など70種類の材料で作られたエサや、野菜から作ったスポンジで水を与えて育てています。

こうして育てられたコオロギは、ふ化してから6週間で成虫になります。成虫になったコオロギは、スナックやパウダー、パウダーを練り込んだチョコチップクッキーなどに加工されて、販売されています。

このコオロギの昆虫食は、2016年に会社を創業しましたが、味も評判も良いために販売が好調で、生産が追い付かないという問題に直面しています。

まとめ

欧米では昆虫食はありませんでしたが、世界的にはさまざまな地域で、多くの昆虫が食べられてきた歴史があります。

どうやら、これからの地球では、昆虫食は必須のもののようです。

今までは、昆虫を食べることへの抵抗感があった地域でも、規則作りや安定生産体制の確立などの課題を克服しながら、昆虫食の消費は急拡大していくことでしょう。