名前に親近感を持ってしまうゴジュウカラ

ゴジュウカラの写真

ゴジュウカラの写真

ゴジュウカラという鳥は、日本中どこでも見ることができる小さな小鳥です。それにしてもゴジュウカラと呼ぶのは何故でしょうか?

名前に親しみを持った方は多いと思います。そんなゴジュウカラのことをまとめてみました。

ゴジュウカラとは?

ゴジュウカラは、13㎝ほどの小さな鳥ですが、いつも大声を張り上げて、「フィ・フィ・フィ・フィ」と忙しく鳴いています。

世界的には、広大なユーラシア大陸や北アメリカ大陸の極寒域を除いた地域に広く生息しています。日本では北海道から九州で年間を通じてさまざまな場所で観察できますが、冬になると、極度に寒い高山などは避けて、平地から山地の落葉広葉樹の林で暮らしています。

体の色は、頭から背中、主翼や尻尾にかけて灰青色をしていて、くちばしの根本から目を通して首のあたりまで細い黒色の帯があります。この黒い帯の下の頬は白色、頸から腹部、お尻にかけて薄い白茶色をしています。体長は13㎝程度ですから、身軽に木の梢を行き来している、可愛らしい小鳥です。

ゴジュウカラの特徴

ゴジュウカラは、しっかりした爪で、がっちりと木の幹につかまることができます。ゴジュウカラは、太い幹に垂直にとまって、下を向いて歩くこともできます。

子育て

ゴジュウカラは。春先から梅雨の時期にかけて繁殖します。この時期は、オスとメスが一緒に行動して樹木の穴やキツツキが掘った古巣などに木の皮などをを敷いて巣にします。

ゴジュウカラは自分で巣穴を掘れないため、他の鳥の古巣などを活用しますが、巣穴の入口などに泥を塗って、出来るだけ入口を小さくして使います。

卵を産んだ後の抱卵はメスが行い、オスはメスの為にエサを運びます。卵は18日〜20日で孵化(ふか)しますが、5匹〜7匹もの雛(ひな)へのエサ運びは、親鳥夫婦が一生懸命行います。

雛が巣立つのは、20日〜25日もかかります。

ゴジュウカラの名前の由来は?

ゴジュウカラという名前は、江戸時代から呼ばれていたそうです。人の世界では、江戸時代の頃は、40歳で初老、50歳で老人でした。ゴジュウカラの青系色が、落ち着いた爺さんのイメージがあるため、このように命名されたという説があります。

なお、ゴジュウカラの「カラ」は、小鳥の意味もありますが、同胞=仲間という意味もあると言われています。

このことから、ゴジュウカラを可愛がっていた老人たちから、渋い青系色をした小さくてかわいらしい小鳥を、自分たちの仲間として親しみをもって命名したのでしょう。という説です。

実は、ゴジュウカラの名前の由来は、諸説ありますが、はっきりしていません。次のような説もあります。

  • シジュウカラに似ているから、単純に10を足した。
  • シジュウカラ以上に沢山いたから。
  • 鳴き声が、ゴジュ、ゴジュと聞こえたから(?)。

など、さまざまな説がありましたが、あまり面白みがありません。

そこで、小鳥を可愛がるお爺さんたちが、ちょこまかと機敏に動き回る、渋い体色で年配の雰囲気をした小鳥を、自分たちの仲間という気持ちで、ゴジュウカラと名付けたという説を強調しました。

まとめ

ゴジュウカラという変わった名前の小鳥について、名前の由来を調べましたが、どれも納得するような決め手に欠けていました。

いずれにしても、ゴジュウカラとかシジュウカラという名前は、現代人にとっても何かが響く名前です。「カラ」というのが将来を言っているようで、ゴジュウから頑張ろうとか、ゴジュウからが人生の本番だからというようなことを連想するからでしょうか?

それにしても、ロクジュウカラとか、ナナジュウカラという鳥がいないのは残念です。