弱い鳥が群れて行動する利点

鳥は種類によりますが、群れで行動を共にするものが多くいます。それは、弱い鳥が、厳しい自然界で生き残るためにとっている行動です。

弱い鳥が単独で行動することに比べて、群で行動すると次のようなメリットを享受できると考えられます。

(1)外敵を発見しやすい

群れで行動する鳥は、その中の1羽が、外敵を発見すると、発見した鳥は大騒ぎをしたり、逃げ出したりします。他の鳥は、外敵を見つけることができなくても、逃げ出す鳥をみて、同じように行動すれば逃げられます。

それに、仮に1羽が襲われたら他の鳥たちは逃げることができます。もし襲われる頻度が同じだとしたら、自分が襲われるのは、群れの鳥の数を分母にして割った頻度に減少します。

この結果、最小限の犠牲ですむため、種としての生きのびる確率は大きく伸びることになります。

(2)繁殖に都合が良い

繁殖期になると、自分に合った伴侶を見つけて子孫を残さなければなりませんが、広い自然界で単独に生活していたのでは、相手を探すだけでも大変です。ところが、群れで多くの鳥たちがいっしょに行動していれば、適齢期の鳥も直ぐ近くにいますので、理想的な伴侶を選ぶことも容易にできます。

(3)食べ物を得やすい

単独で行動している鳥は、食べ物を見つけることができないこともありますが、群れで行動すると、多くの目で食べ物を探しますので、見つける可能性は高くなります。そのため、群れで行動するとほぼ確実に食べ物にありつくことができます。

(4)教育効果が高い

群れで行動することで、様々な世代の鳥と行動をともにするため、経験の少ない若鳥たちにとっては日々の生活で危険を察知する方法や、餌のとり方、外敵からの逃げ方などを学ぶことができます。

このように群れで行動すると多くの利点があります。尚、鳥たちが群れで行動を共にするために、羽根の色で仲間の区別を判りやすくしたり、さらに視覚や聴覚が発達した等も考えられます。