アザミはとても美しい花をさかせますが、葉っぱには強力なトゲをもっています。このトゲは草食動物から食べられないようにするためのもので、牧場の馬や牛も食べるのを避けています。

このアザミの名の由来も、葉のトゲからきています。

アザミの名は「興ざめする」という意味を持つ「あざむ」から変化したものです。
アザミの花が美しいので思わず触れようとすると葉のトゲの痛さに驚かされることから

「あざむかれた」→「あざむ」→「アザミ」になったようです。

アザミは、世界で300種程ありますが、日本では100種もあるようです。

草取りの時に、軍手を通してチクッと刺すような痛さで、思わず手を引っ込める時は、大抵アザミです。
そんなアザミのトゲの痛さはもちろん嫌ですが、アザミにはとても魅力を感じています。
今回は、アザミについて調べた内容を紹介します。

スコットランドがアザミを国花にした由来

スコットランドでは、アザミを国花にしています。

その由来を、
私は知りませんでしたがかなり有名でした。

その昔、スコットランドはノルウェーの大軍に侵攻されていました。
ところが、夜襲を掛けようとしたノルウェー軍の兵隊が、アザミを踏んで悲鳴を上げたことから形勢は逆転し、スコットランドは大勝したそうです。

この事件をきっかけにしてノルウェー軍の侵攻はなくなり、アザミは国を救った花としてスコットランドの紋章や国花になったと言われています。

アザミは美味しい山菜だった!

アザミの若芽は、天ぷらや胡麻和えとして、アザミの根はキンピラや漬物として美味しい食材として食べられていました。

私は、アザミが食べられることを知りませんでした。
ノアザミ(ノハラアザミ、タカアザミ、トネアザミ)は、春に花を咲かせます。来春には天ぷらにして食べてみたいと思います。(今から楽しみです)

アザミがチョウに花粉を運んでもらうためにしている工夫

優雅にはばたくチョウは、花粉を運ぶのが当然だと思っていましたが、実はチョウの足は長くて、蜜を吸う口は、まるでストローのように長いため、多くの花はチョウに花粉を運ばせることができないそうです。

そこで、アザミは、チョウに花粉が付着するように工夫をしていました。

アザミは、小さな筒状の花を集めて形成しています。そして筒状の花から「雄しべ」や、「雌しべ」を針のように突き出させることで、チョウの体に触れやすくしてチョウに花粉をつけていました。

尚、アザミの花にそっと触れると、刺激を受けた「雄しべ」の先から花粉が出てくる様子を観察することもできます。

アザミは、どこにでもある花ですが、美しい花を持っているだけではなく、自分を守るためのトゲを持ち、チョウに、しっかり受粉をしてもらうための工夫もしている自立した強い植物でした。

今回の調査を通じて
アザミを見た時に、「美しいだけでなく、どこか泥臭くて強いな」という、独特の魅力を感じていましたが、その理由が判りました。