スポーツクラブの駐車場の入口付近の花壇(かだん)に、見たこともない桃色の花が咲いていた。

車を置いて見に行くと、ヒガンバナのような花が数本植えられていましたが、花の色が淡いピンクでした。

帰宅してから調べたところ、どうやら、ヒガンバナ科のリコリス属と呼ばれる仲間の花のようです。リコリスは、欧米では人気が高いため、品種改良が進められて種類も多く、花の色は、白・ピンク・赤・オレンジ・紫色と多彩でした。

但し、リコリスの開花時期は7月~10月中旬ぐらいのようです。今回、駐車場の花壇(かだん)に植えられていた桃色の花は、11月中旬以降に咲き始めて、12月に入ってからも、咲いていました。

リコリスの開花時期からは、ずれていますがリコリスは耐寒性があり、初心者でも育てやすいという特徴があります。恐らく、リコリスの仲間であることは間違いないと思います。(スポーツクラブの関係者で知っている人がいたら聞いてみようと思います)

尚、リコリスの仲間には、様々な種類がありますが、特に風変わりな名前には、「キツネノカミソリ」と呼ばれるものもあります。

キツネノカミソリ

キツネノカミソリは、7月下旬~8月上旬が見ごろの花で、他のリコリスとは違う花のように見えます。

普通のリコリスは、複雑で芸術的な花びらですが、キツネノカミソリは、ツツジの花とユリの花を連想させるような形や色をしていて、複雑な形状のリコリスと比べると、かなりスッキリしています。キツネノカミソリの花は、オレンジや茶色系や淡いピンクの色をしています。

キツネノカミソリという名前は、細長い葉っぱの形状が剃刀(かみそり)に似ているためです。

キツネノカミソリの「キツネ」は、葉っぱと花が同時に出てこない、ヒガンバナの仲間の特徴を不思議に思ったところから、まるでキツネにつままれたようだと言われたことから付けられた名前と言われています。

キツネノカミソリの場合は、春に出てきた剃刀のような葉は、夏になると枯れて何もなくなってしまいます。その後で、いきなりヒョロヒョロと花茎をのばして、きつね色の花を咲かせる姿を見た人々は、まるで「きつね」に化かされたように感じたのだと思います。

埼玉県秩父市の「深山(みやま)の花園」では、彼岸花の大群生が見られます。
「深山(みやま)の花園」は個人で運営していますが、春には桜の花、夏には、「キツネノカミソリ」、秋には30,000株ものヒガンバナをみることができます。