寒波がもたらす白鳥への影響と、ロンドンの鳥インフルエンザ発生状況

白鳥

日本海側の大雪の映像は、毎日のようにニュースで流されていますが、新潟県の湖沼に飛来する白鳥にとっても、寒波は大変な影響をしているようです。

新潟県で越冬する白鳥たちへの寒波の影響

新潟県の湖には、毎年数千羽もの白鳥が飛来してきて、羽を休めていますが、今年の寒波は、3週間連続して冬日を記録するなど異例の寒さに見舞われています。

そのため、殆どの湖が凍結してしまい、白鳥たちは湖に生えている水草がとれなくなっています。その上、大雪ですから、田畑の落穂も食べられないで、氷の上に立ち尽くしているようです。

地元の人は白鳥のために餌をまくなどの対応をしていますが、その餌もすばしこいカモなどにとられてしまい、しっかりと食べていません。

又、湖が凍るため、キツネや犬などが白鳥に近づける環境になります。そのため白鳥が安心して過ごすことのできる「ねぐら」も無くなってきました。

この寒波も、もう少しで過ぎ去ると思いますが、白鳥がシベリアに向けて飛び立つためには、長距離を飛ぶための体力と脂肪をしっかり付けなければなりません。

このニュースで白鳥の状況を知ってから、新潟の天気予報も気にしてみるようになりました。心配です。

 

尚、今年の日本では、鳥インフルエンザは、大きなニュースにはなっていませんが、ロンドン(イギリス)のテムズ川沿いでは、鳥インフルエンザが蔓延して多くの白鳥の死亡が確認されています。

女王の白鳥に鳥インフルエンザ蔓延

CNNニュースによると、ロンドンのテムズ川沿いの白鳥が鳥インフルエンザで30羽も死んだことが確認されたそうです。

鳥インフルエンザで死んだ白鳥は野生の白鳥ですが、伝統的に「女王の所有物」とされているものです。女王の白鳥管理を24年間行ってきた「スワン・マーカー」によると、テムズ川で鳥インフルエンザの発生は初めてのことだそうです。

鳥インフルエンザ感染確認の経緯

白鳥の保護活動をしている「スワン・サポート」という団体が、ロンドンのウィンザー城付近にいる白鳥の異変に気付いて、英国の担当省の「DEFRA」に通報したことで問題が見つかりました。

「DEFRA」では、死んだ7羽を調査して、内5羽が鳥インフルエンザに感染していることを確認しています。

ウィンザー城は、ヘンリー王子と米国女優(メーガン・マークル)の結婚式が予定されているお城です。できるだけ早く収束することを願っています。

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