ゴキブリは、3億年以上も地球に生息し続けている強者です。殺虫剤の毒性を克服する耐性を持ち、糞の中のフェロモンで仲間を集め、大家族で暮らしています。ゴキブリを減少するには、キッチン周りの水分と、糞の除去は、必須の対策になることでしょう。

ゴキブリとは?

焦げ茶色で、ギトギト光っているゴキブリは、嫌われています。決して人を襲うことはしませんが、長いヒゲと、気持ち悪い体色、そしてすばしっこさなどから嫌われているのでしょう。

そんなゴキブリは、3億年も地球に生息していて、生きている化石とも言われている昆虫です。全世界には4,000種類ものゴキブリが生息していますが、人の家に入るのは数%程と言われています。

春になって暖かくなってきたからでしょうか、最近小さなゴキブリを見かけるようになりました。身近な昆虫ですが生態は知られていません。少し、調べてみました。

ゴキブリの生態

キッチンの写真

キッチンの写真

日本の家屋に生息するゴキブリを中心に生態を調べてみました。

食べ物

ゴキブリの食べ物は、雑食性のため何でも食べてしまいます。特に好む食べ物は、デンプン・油脂・肉類・チーズですが、固いものよりも柔らかいものを好みます。

ゴキブリは、水がないと衰弱してしまいます。ゴキブリの出現を減らすには、キッチン周りに水を残さないことがポイントになるでしょう。

臭覚

ゴキブリは、仲間が出しているフェロモンを触覚が感知した臭いで感じています。食べ物も臭いで見つけますが、フェロモンを感じ取れる範囲に比べると狭い範囲になります。食べ物を臭いで見つけられるのは、4〜5立方メートル程度と言われています。

尚、ゴキブリの糞には仲間を集めるフェロモン成分が入っていて、その効果は1年以上も持つことが確認されています。

困った耐性

ゴキブリは、特別な耐性力を持っていて、同じ殺虫剤を使用し続けると効かなくなってしまいます。そのため、効果を持続させるには、複数の殺虫剤を併用するのが良いとされています。

ゴキブリの耐性力は、地球上に3億年も生息し続けた理由の1つかもしれません。

ゴキブリの卵

ゴキブリが産卵すると、「卵鞘(らんしょう)」という殻の中に複数の卵を産みます。

「卵鞘(らんしょう)」は、列車の客車やカマボコのような形をしています。卵は、「卵鞘(らんしょう)」の中に包み込むように産みつけられていて、乾燥や外敵から守られています。「卵鞘(らんしょう)」の中にある卵には、殺虫剤も効きません。

ゴキブリの種類によって違いますが、「卵鞘(らんしょう)」の中には、卵が2列に並んでいて、10数個から48個ほど(平均30個程度)もあります。卵は、20日〜40日程で幼虫になります。

幼虫になったゴキブリは、不完全変態で成長するため、成虫のような翅(はね)はありませんが、小さい個体から大きな個体まで見られます。幼虫期間や成虫期間は、ゴキブリの種類で大きく異なります。

幼虫期間が短いものは、1ヶ月〜2.5ヶ月で、長いものは5ヶ月〜12ヶ月ほどです。

成虫期間は、3ヶ月程度のものから7ヶ月〜23ヶ月と長い種類までさまざまです。

ゴキブリの暮らし

ゴキブリは、数年間も家族で暮らします。卵から幼虫が生まれると、親は子供に口移しでエサを与える種もいます。

ゴキブリの暮らしぶりを見ると微笑ましくなりますが、ゴキブリは人に有害な菌類を付着しています。注意しなければなりません。

媒介する菌

ゴキブリが宿主になる細菌やウイルスはありませんが、ゴキブリは汚い所を移動するために体に菌類を付けています。

ゴキブリが体に付ける細菌類は、「サルモネラ菌」「黄色ブドウ球菌」「赤痢菌」「大腸菌」「腸チフス」などがあります。

まとめ

ゴキブリの生態などの情報から考えると、ゴキブリを1匹見たら100匹いるというのは本当でしょう。ゴキブリは、「卵鞘(らんしょう)」という殻の中に複数の卵を産み、大家族で暮らすからです。

ゴキブリは、糞の中に含まれているフェロモンで仲間を集め、同じ殺虫剤を使い続けると、慣れてしまうような耐性力を持っています。

3億年もの間、地球上に生存したゴキブリの凄さを見せつけられたような気分になりますが、ゴキブリは水を欲しています。水が無いと元気がでません。

キッチンでは、水切りをしっかりすることで、ゴキブリの出現を減らすことができるでしょう。

毒素への耐性力をもっているゴキブリに対処するには、殺虫剤に頼るだけでなく、キッチン周りの水分除去と、定期的な清掃による糞の除去は、必須の対策になることでしょう。