カルガモは、春になると何故引っ越しをするの?

カルガモの引っ越し

カルガモの引っ越し

カルガモの引っ越しは、春になると流されるほのぼのニュースですが、カルガモのヒナ達にとっては生きるための必死の行動でした。

▼目次

  1. 春にほっこりする話題
  2. カルガモとはどんなカモなのだろう
  3. カルガモが引っ越しをする理由
  4. まとめ

1.春にほっこりする話題

春になると、ちょっとほっこりするニュースが流れます。行列で歩くカルガモの親子が交通量の激しい道路を横断する様子を報道するからです。

最近では、恒例行事のようになっていて、パトカーも出動して、カルガモの親子が無事に渡り終えるのを見届けます。

カルガモの親子が引っ越しをするのは何故でしょうか?

不思議に感じたので調べてみました。

カルガモ

カルガモ

2.カルガモとはどんなカモなのだろう

カルガモは、カモ科・マガモ属に分類される水鳥です。

主な生息域は、中国、日本、朝鮮半島、ロシア東部などで、日本には各地域に留鳥として一年中暮らしています。北海道などの寒冷地に棲む個体は、冬季になると南下しますが渡(わたり)はしないと言われています。

体長は50㎝〜65㎝で、大きなサイズの方がオスです。河川や湖、沼などの湿地を生活圏にしています。

《カルガモの食べ物》

水草の葉や、茎・種子などを主食としますが、小魚やタニシなどの水生昆虫も捕食する雑食性です。場合によっては稲穂を食べてしまうこともあります。

《繁殖》

水辺付近の草むらなどの乾いた場所に、枯草や枯れ葉を集めて皿状の巣を作って、10個ほどの卵を産みます。およそ26日間の抱卵はメスが行います。

一度に10ヶも生まれますが、カラスなどの天敵に襲われるため、成鳥になれるのは良くて2〜3羽と言われています。

メスが子育てをしている間は、オスはオス同士の集団を作って生活します。

《ヒナの生育》

ふ化したヒナは直ぐに歩きだすことが出来て、親鳥が食べる様子や身の守り方などを見て育ちます。

《寿命》

野生環境の場合は、5年~10年程度と言われていますが、正確なデータはありません。

3.カルガモが引っ越しをする理由

カルガモは、天敵に見つからないような場所を選んで巣作をして卵を産んで抱卵します。そのため巣は、水辺付近の草むらや竹藪の中になります。

ヒナがふ化すると、ヒナたちは直ぐに自力で餌を採って食べなければなりません。親鳥は敵からヒナを守る行動はしますが、餌をヒナに与えることはしないからです。

これが、カルガモが引っ越しをする理由でした。親鳥は餌が十分にあって安全な場所にヒナたちを連れて行くために引っ越しをしていたのです。

カルガモのヒナは、2ヶ月ほどで成鳥になって巣立ちます。

カルガモは、親の行動を見て生きていく方法を身につけます。そのため、成鳥になるまでは、常に親に習って行動します。

引っ越しの時に親鳥を先頭にして一列で歩くのは、生まれると直ぐに自分でしなければ生きていけないという環境がそうさせているのでしょう。

4.まとめ

カルガモは生まれると直ぐに歩くことができます。親からは、餌を与えてもらえないからです。

カルガモが親鳥を先頭にして一列で歩くのは、そのような厳しい生育環境のため必死で、親鳥について行くためでした。

親鳥は餌が十分にあって安全な場所にヒナたちを連れて行くために引っ越しをしていたのです。

自然界は知れば知る程厳しかったようです。どんな生き物も生きるために必死だということが良く判りました。