殺風景な冬の景色に、とても目立つオレンジ色のカラスウリとは?

カラスウリ

カラスウリ

殺風景な冬の景色に、とても目立つオレンジ色のカラスウリとは?

オレンジ色で目立つカラスウリについて色々と面白いことが判りました。この記事では、冬の殺風景な景色にひときわ目立つ、カラスウリについて纏めています。何とか生き残ろうとする植物の生命力に触れるでしょう。

▼目次

  1. カラスウリを見たことありますか?
  2. カラスウリとはどんな植物なの?
  3. カラスウリの生態
  4. カラスウリの子孫の増やし方
  5. ポイントのまとめ

1.カラスウリを見たことありますか?

そろそろ雑草も生えにくい寒い季節になりました。丁度今頃になると、殺風景な灰色ばかりになって、オレンジ色に輝くカラスウリが目立ちます。

実家の裏の栗林には、栗の木にからんだツルからカラスウリの実が数個ほど垂れ下がっています。秋に入った頃に見つけましたが、今もあります。

雑草や栗の葉も随分落ちたため、オレンジ色のカラスウリは目立ちます。今までは気にも留めませんでしたが、そんなカラスウリについて知りたくなって調べました。

2.カラスウリとはどんな植物なの?

カラスウリは、ウリ科でつる性の多年草です。まあ、これは見れば想像できます。確か昨年も同じ栗の木に、ツルがからみついていました。

カラスウリの原産地は中国と日本と言われていて、日本では北海道を除いた地域の林の中で草や木にからみついて生長します。

ちょっと驚いたのは、雌雄異株(しゆういかぶ)だったことです。雌雄異株の場合、同じ株には、雄花 or 雌花のどちらかしか咲きません。昨年も今年も実を付けたので、近くに反対性の花があるのでしょう。

実を付けるのは、雌株だけだそうです。

2-1.カラスウリの生態

カラスウリの白い花

カラスウリの白い花

カラスウリは、4月〜6月ごろ発芽してツルを伸ばし始めます。花は雌雄どちらも夏の暑い時期の夜間に白い花を咲かせます。花びらは白色で、花びらの周囲から糸状の白いレースのようなものが出て来て、白く輝いた根のようです。

暗くなってから咲くため、実物を見たことはありませんが来年は写真に撮りたくなりました。

夜間に白い花を咲かせるのは、花筒が長いために夜行性のガ(大型のスズメガ)に授粉を頼っているためです。スズメガの口吻は長いため、カラスウリの花の奥にある蜜を吸うことができるからです。

カラスウリの立場で考えると、スズメガのような長い口吻が無いと送粉できないからでしょう。

授粉した雌株は、卵型の果実をつけます。若い果実は縦線の入った緑色ですが、秋が深まる頃に熟してオレンジ色になります。

2-1-1.カラスウリの子孫の増やし方

多年草のカラスウリは、ツルが枯れても根は栄養分(デンプンやタンパク質)を含んだ芋のような塊根があって越冬した後、芽を出します。

さらにカラスウリは、果実が成るので種から増えますが、ツルの先端を土の中に伸ばして根を出して、栄養分を持った塊根になることで翌年芽をだすことも出来ます。

3.ポイントのまとめ

カラスウリは、暑い夏の夜に白い花を咲かせて、授粉をしてくれるスズメガを誘っていました。カラスウリの花筒は長いため、スズメガの長い口吻でないと授粉できないためです。

カラスウリの実が目立つようになるのは、緑色の実が熟してオレンジ色になる頃に、殺風景な冬景色になるからです。おそらく、実を食べて運んでくれる鳥に、熟した実を知らせるために、目立つのでしょう。

余談ですが・・・

カラスウリは、カラスが食べるのかと思いましたが、生ごみを駐車場に置いただけで直ぐに反応するカラスたちがカラスウリのある場所に来ているのは見たことがありません。カラスとは関係なかったようです。