コクチョウは、家族思いのやさしいスワン


コクチョウ(黒鳥)の羽の色は違いますが、ハクチョウ(白鳥)と同じような姿形をしています。羽の色は黒色で、くちばしは赤色です。そこがハクチョウ(白い羽と黄色のくちばし)との大きな違いです。生涯、同じオスとメスでペアを組んで抱卵から子育てまで夫婦で協力して対応する家族思いのスワンです。

▼目次

  1. コクチョウとは?
  2.  コクチョウの羽色
  3. コクチョウの面白いお話し
  4. コクチョウの子育て
  5. ポイントのまとめ

コクチョウとは?

コクチョウもハクチョウも、カモ目カモ科ハクチョウ族の同じ仲間ですが、コクチョウは、オーストラリアやタスマニア島、ニュージーランドなどで生息しています。コクチョウは渡り鳥ではありませんが、季節の変化や環境の変化で移動をする標鳥と言われています。
ハクチョウは、寒い冬の間だけシベリア等から越冬のために、飛来しますが、コクチョウは渡り鳥ではありません。日本の湖沼にいるコクチョウは、動物園などから逃げた個体だろうと言われています。

 コクチョウの体色

コクチョウの幼鳥は灰色のような白系の羽で、くちばしの色は黒色です。これが成長とともに、コクチョウの羽と赤色のくちばしに変わっていきます。
但し、コクチョウの親鳥も羽を広げると、初列風切羽から二列風切羽の外側の羽は白色をしています。

コクチョウの面白いお話し

黒鳥

黒鳥

面白い逸話として、昔のヨーロッパでは、スワン(ハクチョウ)は、黒色の羽をしたものなどは絶対にいないと信じられていました。そのため、「無駄な努力を表す時には、黒い白鳥(ブラックスワン)を探すようなものだ」ということわざまでありました。

1697年にオーストラリアでブラックスワンが発見された時には、人々は非常に驚いたそうです。この時の発見から、ブラックスワンは、「物事を一変させること」や「自分を絶対視しないこと」の象徴として使われようになったそうです。「ブラックスワン理論」は、ありえないと思われていたことが起きてしまった場合に、その影響は特別激しくなるという理論として、提唱されるようになりました。

コクチョウの子育て

コクチョウは、人懐こくて親しみやすい鳥ですが、それは子育てにも現れています。
一生同じ夫婦でつれそい、抱卵も夫婦で行います。そして雛(ひな)が飛べるくらいになると、家族でエサを探しに出かけます。

ポイントのまとめ

コクチョウは羽の色が黒ですが、姿形はハクチョウとほぼ同じです。ただし、コクチョウは渡りをしないで生涯、オーストラリアやタスマニア島、ニュージーランドなどで生息しています。

日本の湖沼にいるコクチョウは、ハクチョウの集団から離れたところに寂しそうに、ポツンといることが多いですが、家族思いの性格のコクチョウにとっては、本当に寂しいのかもしれません。

コクチョウを見かけたら特に優しく接したいですね。