チョウは、なぜ美しい翅で目立つ必要があるのでしょうか?

チョウ

チョウ

チョウは、綺麗で目立つ翅をひらひらさせて人々の目を楽しませてくれます。実際のところは分かりませんが、天敵の鳥から見ると、優雅に舞うチョウの翅は標的に見えるでしょう。研究者たちによって理由が究明された事例もありますが、人間とは別世界の事象なのかもしれません。

▼目次

  1. 綺麗な翅でひらひら飛ぶチョウは目立ちすぎないの?
  2. チョウが美しい翅を持つ理由
  3. ・オスに比べてメスのチョウが地味の場合
  4. ポイントのまとめ

綺麗な翅でひらひら飛ぶチョウは目立ちすぎないの?

人から見ると、チョウは美しい翅を持っていて、飛んでいる時にはとても目立ちます。人々の気持ちを和ませるように、ひらひらと優雅に飛んでいます。

しかし、チョウを捕食する鳥から見たら、目立つし、早く飛べないので、楽に捕まえることのできる獲物に見えるでしょう。

ただし、哺乳類以外の生き物には紫外線が見えるようです。赤外線が見える生物もいます。そのため、鳥や昆虫から見るのと、人の目では違って見えるでしょうが、チョウの美しさは、あまりにも目立っています。

チョウは、捕食者が多くて、とても危険な自然界で生活しているのに、何故それ程美しくして目立つ必要があるのでしょうか?

チョウが美しい翅を持つ理由

オオゴマダラチョウ

オオゴマダラチョウ

マダラチョウ類というタテハチョウ科のチョウは、幼虫時代に毒のある植物を食べて体にため込んでいます。このチョウは、わざと色鮮やかな目立つ姿をして捕食者に毒を持っていることをアピールしています。

このように捕食者に対する警告色として、美しくして、目立つ翅を持つチョウの行動は理解できます。
しかし、多くのチョウについては、目立つ姿をする理由が判っていません。

もちろん、研究者たちは新しい観察結果やデータが出れば、何故そうなるのかを想定(仮定)して、それを実証しようと試みます。

・オスに比べてメスのチョウが地味の場合

「オスに比べてメスのチョウの翅が目立たない色」というケースでは、次のようなことが想定されます。

  • メスは産卵に専念するため、捕食者に判るようにオスを目立たせている(おとり論?)
  • メスを獲得する手段として、オスは美しい翅を持っている(優性遺伝論?)
  • オスは縄張り争いをするため、お互いに認識しやすくするために目立つ(目印論?)

「注.上記の(~論?)という名称は、私が勝手に記載したものです。」

研究者は、これらの想定を実証するため、他の観測データなどを総動員して確認しますが、実証するのは非常に難しくて、人の観点からの憶測になっています。

但し「毒のあるチョウからの警告」のケースや、モンシロチョウのオスでは紫外線を吸収するが、メスは反射して、「雌雄の区別をしている」などは、確認されています。

鳥の場合はどうでしょうか?
鳥も美しいオスに対して、質素なメスが多いです。理由は「優位性のある子孫を残すために、オス同士が美しさで競っている」と説明されています。既に定着していて、自然をテーマにしたTV番組などでも、その趣旨にそって説明されていますが、個人的には「腑に落ちない」と思っています。

私の知識が追い付いていないのでしょう。継続して調べます。

ポイントのまとめ

チョウの美しい翅の理由を調べましたが、昆虫の研究者でも、確認できていないという見解があって、とてもすっきりしました。自然界の生き物の研究は進歩していますが、知りたいという人々の都合を優先して結論を急ぐ必要はないと思います。

昆虫たちの姿や形の意味を、人間の尺度で理解したいという気持ちはありますが、判らないことがあるので昆虫観察は楽しいのかもしれません。