ハトのしぐさの意味を知ると人の感じる鳥の世界は広がるでしょう

ハトのカップル

ハトのカップル

ハトは、最も身近にいる鳥です。この記事は、ハトのしぐさや行動の意味を紹介しています。ハトの行動には独特なものもありますが、不思議なしぐさや行動の多くは、他の鳥も持っています。身近なハトを知ることで、人の感じる鳥の世界を広げてくれるでしょう。

▼目次

  1. ハトは身近に観察できる鳥
  2. ハトの変わった仕草や行動の意味
  3. ・ハトの求愛行動
  4. ・ハトのくつろぎの行動
  5. ・ハトの首を前後に振るしぐさ
  6. ポイントのまとめ

ハトは身近に観察できる鳥

ハトは、電車のホームや大きな公園などに行くと必ずいます。警戒心が低くて、集団でまとわりつくように寄ってくるため、うっとうしいと感じるくらいです。

日本で身近にいるハトは、都市部や農耕地などの平地の、どこにもいて群れで生活している「ドバト」と「キジバト」の2種類です。

「ドバト」は、もともとヨーロッパの「カワラバト」でした。

駅のホームや公園などにいるハトは、「カワラバト」です。伝書鳩や趣味で飼われていた「カワラバト」が逃げ出して野生化したものと言われています。

ハトは、人慣れしていて、さまざまな仕草を見せてくれますが、ハト独特のしぐさや行動もあります。そんなハトのしぐさと意味について紹介します。

ハトの変わったしぐさや行動の意味

ハトとサクラ

ハトとサクラ

ハトは、次のようなちょっと変わったしぐさをします。

・ハトの求愛行動

  • 胸を膨らませてグルーグルーと鳴きながら別のハトにお辞儀のような仕草をします。
    これは、ドバトがメスのハトに求愛をする時の習性です。相手の反応のことは考えずに押しの一手で迫っていきます。
  • キジバトが、まるでタカが滑空をしているような飛び方をしている時は、メスへの求愛行動(飛行)です。
  • ハトがキスのようなしぐさをするのは、お互いに恋人として認め合ったハトの行動です。この時、オスのハトは、メスにピジョンミルクと呼ばれる栄養物質を与えています。ピジョンミルクはヒナに与えるものですが、愛情表現としても行います。

・ハトのくつろぎの行動

    • ハトが地面に翼を広げてうずくまっていたら、それはくつろいだ時間を過ごしている時です。一見、怪我をしているように見えるため、助けてあげようと近づくと、直ぐに逃げてしまった、ということを経験した人は多いと思います。
    • ハトは、水に浸かってじっとしていることや、雨の日に雨に打たれながら静かにしていることがあります。これは、人に例えると、湯船に浸かっていることや、シャワーを浴びている状態です。

これらの行動は、寄生虫や余分な脂粉を落としている行動で、他の鳥にも見られます。鳥たちにとっては、生きるためにしている行動ですが、常にピリピリしている生活の中で、リラックスしている限られた時間なのでしょう。

・ハトが首を前後に振るしぐさ

歩くハト

歩くハト

ハトが歩く時に首を前後に振る行動は、研究者がさまざまな検証をしています。

  • ハトの目は、顔の前ではなくて、側面側にあるため、広い範囲を見ることができますが、対象物を立体視できません。そのため、そのままでは見ている物までの距離は判りません。
    そこで、ハトは、頭を前と後ろに倒して、見ている物の位置をずらして見ています。こうすることで、人が両目で見ている時のように距離の把握ができるようになります。

上記は一つの説です。これ以外にも、「重心移動に連動させて、歩行を安定させている」、「聴覚を安定させている」などのさまざまな説があります。

しかし、目が横についている鳥でも、首を振らないで歩く鳥はいます。ハトのしぐさは、面白い研究対象として次々に新しい説がでてきますが、本当の理由は判っていないのかもしれません。

ポイントのまとめ

ハトのしぐさや行動には、ちょっと変わったものがあって、独特かもしれませんが、不思議なしぐさの多くは、他の鳥にもあるでしょう。ひょっとしたら、人慣れしているハトが、人の目に触れやすいという理由だけなのかもしれません。

身近なハトを知ることは、鳥の世界を広げてくれそうです。