植物の開花までの期間が長い、日本と世界の植物と開花後の状態

竹林1

竹林1

植物の発芽から開花までの期間はさまざまです。この記事では、日本の植物で発芽してから開花するまで、最も期間を要する植物と、世界中で最長と言われている植物の開花までの期間や、花が散った状態などを紹介しています。

▼目次

  1. 植物の開花までの期間
  2. 花が咲くまでに長期間かかる日本の植物
  3. 外国産植物で開花までの期間が長いもの
  4. 開花までの期間が世界一の植物
  5. ポイントのまとめ

植物の開花までの期間

発芽から開花するまでに3年以上かかる多年草には、チューリップやユリの仲間の球根を持つ植物があります。これらは「草本性(そうほんせい)」植物ですが、柿(8年)や栗(3年)等の「木本性(もくほんせい)」植物は、最低3年以上かかります。

発芽から3年でも長いですが、植物の中で開花するまでの期間を要するものにはどんなものがあるのでしょうか?

花が咲くまでに長期間かかる日本の植物

花が咲くまでに長い年月を要する日本の植物は竹です。竹はタケノコの成長がはやいので、想像もしませんでしたが、竹の花は長い年月をかけないと咲きません。

竹の仲間は熱帯地域から温帯地域に多くの種が分布しています。日本は温帯地域のため数多くの品種が見られます。日本の竹の多くは、花が咲くまで、40年~120年もかかると言われています。

竹の仲間は一度開花して結実すると枯れてしまいます。このような植物のことは「一回結実性植物」や「一念性植物」と呼ばれます。

竹の仲間は、花が咲かなくても地下茎から芽をだすタケノコを収穫できます。そんなこともあって、開花期間が長い植物と聞かれても、「竹」のことは全く思い浮かびませんでした。

外国産植物で開花までの期間が長いもの

外国産の植物で開花期間が長いものはリュウゼツランの仲間です。この種類のランはアメリカ大陸の乾燥地域に生育しているものですが、関東以西の暖かい地域では、路地でも成長します。

筑波実験植物園にあるリュウゼツランは、ある日突然太い花茎が伸びてきて3週間ほどで3~4mの高さにまで成長し、多くの白い花を咲かせました。リュウゼツランは、花が散ると枯れてしまいましたが、竹と同じく一念性植物でした。

本体は枯れてしまいましたが、この植物にも地下茎はあって、日が経ってから、枯れた場所から離れた所に芽生えてきたそうです。

リュウゼツランの仲間は、英語では「センチュリー・プランツ(一世紀の植物)」と呼ばれていて、開花までの期間は最長で100年と言われています。(但し、10年~20年で開花するという説もあります)

開花までの期間が世界一の植物

人生

人生

南米のペルーとボリビアの乾燥した地域に生育しているパイナップル科の「プヤ・ライモンディー」と呼ばれる植物は、開花までの期間が最長と言われています。

「プヤ・ライモンディー」は、固い細長い多肉質の葉を、もじゃもじゃと伸ばします。花茎は、中心付近から出てきますが、直径60㎝程で高さは最大10mにも成長する巨大なものです。

花は1週間から1ヶ月ほど咲いていますが、花が散ると枯れてしまいます。

「プヤ・ライモンディー」の発芽から開花までの期間は80年~150年と言われています。恐らく、地球上で花をつける植物の中で最も遅咲きの花でしょう。でも、確かめるのも大変ですね。

ポイントのまとめ

発芽から開花するまでに3年以上かかる多年草には、チューリップやユリの仲間の球根を持つ植物があります。さらに、木の仲間の柿(8年)や栗(3年)等は、最低3年以上かかります。

日本の植物の中で、発芽から開花までの期間が最も長い植物は竹です。日本は、竹の生育しやすい温帯地域のため数多くの品種がありますが、それらの多くは花が咲くまで、40年~120年もかかると言われています。

竹の仲間は開花して結実すると枯れてしまいます。このような植物のことは「一回結実性植物」や「一念性植物」と呼ばれています。

開花までの期間が世界一の植物は、南米の乾燥した地域に生育するパイナップル科の「プヤ・ライモンディー」と呼ばれる植物で、発芽から開花までの期間は80年~150年と言われています。「プヤ・ライモンディー」も、花が散ると枯れてしまいます。