カラスがフクロウを極端に嫌う理由|カラスの立場で考えたこと

敵対

カラスとフクロウの仲が悪いことは昔から知られていて、日本だけでなくインドの昔話にもなっていました。カラスは、特別フクロウを嫌っていますが、両者の亀裂(きれつ)は、昼型と夜型の違いからきているのでしょう。カラスの立場で理由を考えてみました。

▼目次

  1. トビがカラスに追い払われる
  2. カラスがフクロウを極端に嫌う逸話
  3. ・フクロウとカラスの性質
  4. カラスがフクロウに強烈な敵意を持つ理由
  5. ポイントのまとめ

トビを追い払うカラス

河川敷の近くの市営の運動場に行くと、時々トビの親子が飛んでいるのを見かけます。

ところが、多くの場合、数羽のカラスが近くにいて意地悪を仕掛けます。トビは、タカ目タカ科の猛禽類(もうきんるい)で、カラスより大きいため、トビが本気で怒れば返り討ちにあうでしょうが、カラスは、しつこくトビを追い回して追っ払っているように見えます。

調べてみると、カラスは、タカやフクロウなどの猛禽類(もうきんるい)に対して敵意をむき出しにして反応する習性がありました。子連れのトビは、子どもの安全を考えて反撃しなかったのかもしれません。

猛禽類が、カラスのテリトリーに近づくと集団で襲いかかって追い出すようです。そして、カラスは、とりわけフクロウに対しては過剰に反応することを知りました。

面白そうなので、フクロウとカラスの関係について調べてみました。

カラスがフクロウを極端に嫌う逸話

昔から、カラスとフクロウは仲が悪いと言われていて、日本の民話だけでなく、インドの昔話にもなっている程です。

民話や昔話は、比較的のんびりとした内容ですが、本当にカラスとフクロウは仲が悪いため、それを知っている人間に利用されたこともあります。

《カラスの捕獲や射殺に利用されたという逸話》
日本とアメリカでは、おとりのフクロウまたは、フクロウの剥製(はくせい)を見通しの良い地面に置いて、それに襲いかかるカラスの行動を利用してカラスの捕獲や、射殺をしていました。おとりのフクロウに襲いかかるカラスは、極度に興奮していて、人が近づいても気が付かないのでしょう。

カラスは、昼間にフクロウを目撃すると、我を忘れる程に攻撃的になると言われています。カラスが強烈な敵意をフクロウに抱いているのは間違いないでしょう。

 

・フクロウとカラスの性質

多くの人が知っているようにフクロウは夜行性の鳥です。フクロウは、ワシやタカと同じ猛禽類(もうきんるい)ですから、カラスを襲って食べることもあるでしょう。

そのため、カラスはフクロウを怖れていますが、同時にフクロウに対して強い敵意を抱いています。

カラスがフクロウに強烈な敵意を持つ理由

この両者の亀裂(きれつ)は、昼型と夜型の違いが決定的にしたのでしょう。

理由は、カラスと同じ昼型のタカ、トビ、ワシなどの猛禽類(もうきんるい)が戦う時には、カラス同士が協力して数羽で対抗しますが、双方とも目で確認しながら正々堂々の戦いになります。
カラスが群れの時には、猛禽類をテリトリーから追い出すこともできると言われています。

ところが、夜型のフクロウは、カラスの群が、塒(ねぐら)で寝ている時に、こっそり近づいて襲撃(しゅうげき)することも可能です。

夜襲(やしゅう)されるカラスからすれば、安心して寝ていられなくなります。カラスにとっては、フクロウは卑怯(ひきょう)で残忍で、とても許せない相手だと感じるでしょう。

そんなフクロウが、日中目の前に現れたら、大嫌いな敵がテリトリーに侵入してきたと感じても不思議ではありません。そのため、我を忘れる程に興奮してしまうのかもしれません。

ポイントのまとめ

カラスとフクロウが、仲が悪いのは日本の民話だけでなく、インドの昔話にもなっている程です。日本とアメリカでは、両者の仲が悪いことを利用して、カラスの捕獲や、射殺をしていたようです。

カラスは縄張り意識の強い鳥です。もしも、日中にフクロウと遭遇したら、カラスは集団でフクロウに立ち向かうでしょう。おそらく集団で対抗すれば勝てるレベルの相手だからです。

そんなカラスから見ると、フクロウは、暗くなってから塒(ねぐら)を襲撃してくる卑怯(ひきょう)で残忍で、とても許せない相手なのでしょう。

カラスの立場から考えると、フクロウを特別嫌う理由が分かったような気がします。