スズメバチは日本で最も危険な野生生物|危険信号と刺された時の応急処置

樹液を吸うオオスズメバチ

樹液を吸うオオスズメバチ

日本では、スズメバチによる死者が毎年のように発生しています。スズメバチはとても危険な野生生物という認識をもつことが大切です。この記事では、スズメバチの出す危険信号と、万一刺されてしまった時の処置の仕方などを分かりやすく紹介しています。

▼目次

  1. スズメバチは日本で最も危険な野生生物
  2. ・アナフィラキシー・ショック
  3. ・・スズメバチの毒
  4. スズメバチの危険信号
  5. ハチに刺された時の応急処置
  6. ポイントのまとめ

スズメバチは日本で最も危険な野生生物

日本にいる危険な陸生動物は、北海道のヒグマや沖縄のハブ、そしてスズメバチです。特に、スズメバチの被害者は最も多くて、年間30-40名もいて、死者まで発生していて、日本では最も危険な野生生物と言われています。

・アナフィラキシー・ショック

スズメバチの被害は、刺されることによる「激痛」「腫れ」や、「アナフィラキシー・ショック」と呼ばれるアレルギー症状です。
一度、ハチに刺された人は、その毒に対して抗体を作ります。抗体は、体内に細菌やウィルスが侵入すると、それらを認識して体からの除去や、免疫細胞が反応して体を防御するシステムです。
ところが、再びハチに刺されると、体質によっては既に作られた抗体との間で、過剰な反応が起こることがあります。そして、吐き気、血圧の低下、呼吸困難などを引き起こしてしまい、最悪の場合は、死に至ります。これが「アナフィラキシー・ショック」という強いアレルギー反応です。
「アナフィラキシー・ショック」は、スズメバチだけでなく、アシナガバチやミツバチによっても起きることがあります。
スズメバチ、アシナガバチ、ミツバチに共通していることは、集団で社会生活を営むハチという特徴があります。

・・スズメバチの毒

スズメバチの毒は、たんぱく質系の成分で、赤血球を破壊し、神経を麻痺させる強力なものです。

スズメバチの危険信号

威嚇する猫

威嚇

スズメバチは、相手を威嚇する時に「カチカチ」という警戒音を出します(数メートル離れていてもハッキリ聞こえます)。このような音をたてながら、人の周囲を飛ぶときは、集団で攻撃する前触れと言われています。巣が近くにある可能性があります。急いで、その場所から離れて下さい。

 

以前、実家の庭木にあるスズメバチの巣を窓から殺虫剤を噴霧して退治したことがあります。その時、巣に戻ってきた1匹のスズメバチの怖さは今でも覚えています。

スズメバチはたった1匹でしたが、カチカチ音を立てて私の方を睨みつけ、閉められた窓ガラスをめがけて突っ込んできました。スズメバチは直ぐにどこかに飛んで行ってしまいましたが、怒ったスズメバチの迫力には、体中が震えました。

ハチに刺された時の応急処置

ハチに刺された時は、ともかくその場所から離れることが重要です。ハチが分泌したフェロモンによって仲間のハチが誘導されてくることもあるからです。

そして、刺された傷口から毒をしぼり出して、水やお茶などで洗い流してください。ハチの毒は水溶性のため、水などで洗い流すことはかなり効果的です。

その後で、抗ヒスタミン剤の軟膏を塗って、冷やすと良いでしょう。
もちろん、痛みや腫れ以外の症状(めまい・吐き気・じんましん等)がでたら直ちに病院に行ってください。

ポイントのまとめ

日本にいる危険な3大生物は、「ヒグマ」「ハブ」「スズメバチ」です。特に、スズメバチの被害者は最も多くて、死者まで発生しています。

ハチの被害で怖いのは「アナフィラキシー・ショック」です。「アナフィラキシー・ショック」は、スズメバチだけでなく、集団で社会生活を営む、アシナガバチやミツバチによっても起きることがあります。

 

単独で生活しているアナバチ科やベッコウバチ科のハチは、集団で人を襲うことはありませんし、大人しいので、こちらから攻撃しなければ安全です。

攻撃的なハチは、黒いものをめがけて襲いかかる習性があります。山に行く時などは、黒い帽子は避けた方が良いでしょう。

 

実家の庭にあったスズメバチの巣を退治した時には、巣に戻って来た、たった1匹のスズメバチのカチカチ音に体が震えました。
もしも、これが「山中だったら」、「集団で襲われたら」と想像すると、生きた心地はしないでしょう。