日本にも来ていた外来種アリのブラウジングアント|怖さと特徴

凶暴なトラ

凶暴なトラ

日本で外来種アリと言えば、ヒアリですが、ヨーロッパでは、同レベルで怖れられているブラウジングアントが有名です。2017年に名古屋港で発見された後、環境省の調査で、東京、大阪、福岡の港周辺でもブラウジングアントの定着が確認されています。

▼目次

  1. 日本にも来ていた外来種アリのブラウジングアント
  2. ブラウジングアントの恐ろしさ
  3. ・ブラウジングアントの最も恐ろしい特徴
  4. ブラウジングアントの特徴
  5. ポイントのまとめ

日本にも来ていた外来種アリのブラウジングアント

日本では、ヒアリという外来種アリが大きな話題になっていますが、ヨーロッパではヒアリと同レベルで怖れられているアリがいます。「ブラウジングアント(Browsing ant)」と呼ばれるものです。

ブラウジングアントは、FNN(フジニュースネットワーク)が、2017年にヒアリを調べていた中で、知らないアリがいるという情報を得て偶然発見したものです。(愛知県名古屋港)

その後、環境省の調査で、東京、大阪、福岡の港周辺でも定着していることが確認されています。

ブラウジングアントの恐ろしさ

侵略者

侵略者

このアリの名前のBrowsingには、“すこしずつかじって食べる行為、あるいは、拾い読み”という意味があります。

NHKのニュース番組では、めまぐるしく、素早く動き回るブラウジングアントの映像をみました。

別のメディアで見た、ブラウジングアントが獲物を襲う様子は、凶暴そのものでした。
集団で獲物にかじりつくため襲われた獲物の体は、ギザギザに噛まれたようになってしまいます。

Browsingの日本語の意味を示す、“拾い読み”のように、すばしこく動き回り、獲物を“すこしずつかじって食べる”という襲い方は、まさにこのアリの特徴を表しています。

このアリには、「アリ喰いアリ」という呼び名もつけられていて、他のアリを襲います。ニュース映像で日本の在来アリが襲われるシーンをみましたが、それはショッキングなものでした。

小さなブラウジングアントたちが、在来アリに集団で襲いかかり、在来アリの足を四方八方から、ちぎれるほどに強く引っ張りながら持ち去ります。(日本のアリがかわいそうな感じです)

・ブラウジングアントの最も恐ろしい特徴

ブラウジングアント、もう一つの恐ろしい特徴を持っています。

それは、同じ巣に複数の女王アリがいることです。そのため、一度定着して巣を作りだすと爆発的に数を増やしてしまいます。こんな凶暴なアリが、在来種や昆虫を駆逐することを想像するだけで、恐ろしくなります。

ブラウジングアントの特徴

正式和名:ハヤトゲフシアリ(拡大すると、胸と腹部の間にトゲがあるため命名)
原産地:南ヨーロッパ(地中海近傍や砂漠地帯に生息)
大きさと形:約2-4mmと小さいアリで、一見普通のアリに見えますが、長い足と長い触覚を持っている
体色:光沢のある濃い茶色
性格:大変凶暴
特長:動くスピードが速い
繁殖力:一つの巣に複数の女王アリがいるため、すさまじい繁殖力で増える
その他:刺す針はありません

ポイントのまとめ

ブラウジングアントの研究はこれからですが、刺す針はないため、人には差し迫った害はなさそうです。但し、日本の在来昆虫などは、かなりの被害を受けるでしょう。

既に、東南アジアのマレーシアやオーストラリアで侵入しています。日本では、2017年に名古屋港で偶然みつかりましたが、その後の環境省の調査で、東京、大阪、福岡の港周辺でも定着していることが確認されています。

ブラウジングアントによる生態系への影響が懸念されるため、もしも、ブラウジングアントと思われるアリを見つけた時には、直ちに環境省に連絡して欲しいそうです。

でも、もし間違っていたら嫌だと感じた人は多いでしょう。
私は、万一見つけた時には、市役所などに連絡して調べてもらおうと思っています。