ミツバチと虫媒花の関係|蜜と花粉の運び方と活動エネルギー源

水連とミツバチ

水連とミツバチ

この記事では、虫から受粉してもる虫媒花と、その仲立ちをするミツバチとの関係や、ミツバチによる花の蜜や花粉の運び方、ブドウ糖と果糖で構成されるハチミツへの加工方法、さらにミツバチのエネルギー源などをシンプルにまとめ紹介しています。

▼目次

  1. ミツバチと虫媒花の関係
  2. ・ミツバチによる蜜と花粉の運び方
  3. ・ミツバチの活動エネルギー源
  4. ・日本にいるミツバチ
  5. ポイントのまとめ

ミツバチと虫媒花の関係

虫たちの仲立ちで受粉する花は、虫媒花(ちゅうばいか)と呼ばれています。それらの花は美しくて強い匂いと蜜を出して虫たちを誘います。
花たちは蜜をとりにくる虫についている花粉で受粉します。その代わりに虫たちは蜜と花粉を花から貰います。
代表的な虫は、もちろんミツバチです。
ミツバチが集めた蜜は「ハチミツ」ですが、これは、ミツバチの唾液(だえき)に含まれる酵素によって、花の蜜がブドウ糖と果糖に分解されたものです。
ミツバチたちは凡そ600kmもの距離を飛び回ってスプーン1杯分の「ハチミツ」を集めます。蜜の糖分は、ミツバチの翅であおいで水分を飛して濃縮(20%→80%)されています。

・ミツバチによる蜜と花粉の運び方

ハチミツ

ハチミツ

花の蜜は、ミツバチの体内にある袋に入れて運びます。その袋は蜜胃(みつい)と呼ばれる腸の手前にある器官ですが、花の蜜はミツバチが食べることで唾液と混ざり、その後、蜜胃に運ばれます。
尚、蜜胃と腸の間には弁があって、そこで留まります。蜜は、巣に持ち帰ってから吐き出されて、他のミツバチが集めた蜜とともに貯蔵されます。
ミツバチは、花の蜜だけでなく、幼虫のエサになる花粉も持ち帰ります。ミツバチを観察すると後ろ脚の付け根付近が太くなっていますが、それは、花粉団子として脚につけたものです。巣まで運んだ花粉団子は、脚から外されます。

・ミツバチの活動エネルギー源

ミツバチは、巣から飛び立つ前に、仲間のミツバチから口移しでハチミツをもらって食べます。このハチミツは消化が良くて糖分もたっぷりあるため、ハードな1日を過ごすことが出来るミツバチの活動エネルギー源です。

・日本にいるミツバチ

養蜂家が飼育しているミツバチは、そのほとんどがセイヨウミツバチです。古くは、ニホンミツバチで養蜂をしていましたが、蜜を集める効率が悪いという理由で、1900年ごろにヨーロッパなどからセイヨウミツバチを輸入したため、以降はセイヨウミツバチで養蜂するようになりました。
このため、日本にいる野生のミツバチは、ニホンミツバチと養蜂業で飼育されていたミツバチが逃げ出したセイヨウミツバチと言われています。

ポイントのまとめ

虫たちの仲立ちで受粉する花は、虫媒花(ちゅうばいか)です。虫媒花は、蜜をとりにくる虫についている花粉で受粉します。その代わりに、虫たちは蜜と花粉を花から貰います。
虫媒花に関わる虫はさまざまですが、代表的な虫はミツバチです。
ミツバチが集めた蜜はハチミツです。ハチミツは、ミツバチの唾液(だえき)に含まれる酵素で、ブドウ糖と果糖に分解されたものです。
ミツバチは、毎朝仲間のミツバチから口移しでもらうハチミツがエネルギー源です。これだけで、凡そ600kmもの距離を飛び回ってスプーン1杯分のハチミツを集めることが出来ます。蜜の糖分は、ミツバチの翅であおいで水分を飛して濃縮(20%→80%)しています。