鳥の飛行に必要な身体構造|鳥が空を飛ぶためにしていること

羽ばたく鳥

羽ばたく鳥

鳥は、自由に空を羽ばたけます。鳥の体に備わっている、飛行に必要な主要なパーツを紹介しています。この記事を読むことで、飛ぶために必要な仕組みを概ね理解できるでしょう。

▼目次

  1. 鳥の飛行に必要な身体構造
  2. ・飛行に必要なパーツ
  3. 鳥が空を飛ぶためにしていること
  4. ポイントのまとめ

鳥の飛行に必要な身体構造

鳥は大空を羽ばたいて飛びますが、飛ぶためには特別な身体が必要です。

 

・飛行に必要なパーツ

次に主要な飛行に必要な身体パーツを紹介します。

《大胸筋(だいきょうきん)》

大胸筋(だいきょうきん)は、翼を力強く羽ばたき下ろして飛ぶ時の前進力を生み出す筋肉です。飛ぶ鳥の身体の中では最も大きな運動器官になります。

 

《小胸筋(しょうきょうきん)》

小胸筋(しょうきょうきん)は、翼を羽ばたき上げる筋肉です。この筋肉は、それほど力を必要としないため、薄くて小さい筋肉で「大胸筋」の下に隠れています。鶏(にわとり)の場合は笹見(ささみ)肉と呼ばれています。

 

《気嚢(きのう)》

気嚢(きのう)は、いわゆる高性能エンジンのガス交換や燃料輸送などを担っている最も特殊な器官で、肺臓とつながって飛行という激しい運動で生じた体温の放熱もしています。

気嚢(きのう)は、大きな袋状の臓器で、肺の活動をサポートしています。飛行する時に活躍する大胸筋と小胸筋に十分な酸素の供給をするためには、気嚢の力が必要です。

 

《竜骨突起(りゅうこつとっき)》

竜骨突起(りゅうこつとっき)は、「大胸筋」と「小胸筋」を支える特別な骨です。「竜骨突起」は、飛ぶための筋肉の支点になっています。

 

《烏かい骨(うかいこつ)》

烏かい骨(うかいこつ)は、胴体と翼をつなぐため鎖骨とは別の骨で、鳥類にある特別に発達した骨です。

 

鳥が空を飛ぶためにしていること

飛んでいるウミネコ

飛んでいるウミネコ

以上のようなパーツ類は、飛ぶために鳥が持っている特殊なパーツ類ですが、それ以外にも鳥は空を飛ぶために体を少しでも軽量にするなどの様々な工夫をしています。

 

《骨の軽量化》

鳥の骨は、空洞になっていて、全ての骨を合わせても全体重の5%程度と軽量です。空洞部には、支柱が交差していて強度を保っています。

 

《短い消化器官》

鳥は、体の軽量化のため強力な消化器官を持っていて、腸管は短くなっています。食べたものを直ぐに排泄するのも軽量化のためです。

 

《子孫を卵で産む》

鳥が子孫を卵で産んでから育てるという子育手法も、体の軽量化のために必要な手法です。

 

《優れた視力や反射機能》

高速で空を飛ぶ、鳥の視力は抜群に良くて、人の5-8倍以上と言われています。そして、小脳や神経の反射機能もかなり優れています。

 

《高い体温で運動能力アップ》

鳥の体温は40℃程と高温です。体温が高いと身体活動能力も高くなるため、空を飛ぶためには必要なのでしょう。心拍数は鳥の種類で異なります。小さなスズメは640-910回/分と、とてつもなく大きな心拍数ですが、白鳥は80回/分程です。スズメは体が小さいため、高体温を保つために心拍数を上げなければならないのでしょう。

 

《羽毛》

鳥の羽毛は、何よりも特徴的です。飛ぶためにはなくてはならないものですが、身体の保護も担っている鳥だけが持っているものです。

 

ポイントのまとめ

鳥は大空を羽ばたいて飛ぶため特別な身体が必要です。飛行に必要な主要なパーツを紹介してきましたが、

鳥は、体に備わっている仕組みを駆使しているだけでなく、生活の全てを飛行のために捧げているようです。

自由に飛行するためには、それぐらいの覚悟が必要なのでしょう。