昆虫は何故6本脚なのか|沢山あった祖先の脚は合理的に進化

葉っぱ上のゾウムシ

葉っぱ上のゾウムシ

昆虫は、6本脚ですが、祖先には体節毎に一対ありました。体節は沢山あったため、脚の数も多かったのですが、進化の過程で触覚のような機能を持つものや、消失などで現在の本数になりました。この記事では、昆虫が6本脚になった理由を紹介しています。

▼目次

  1. 昆虫の祖先の脚は沢山あった
  2. ・昆虫の脚の進化
  3. 昆虫が6本脚になった理由
  4. ポイントのまとめ

昆虫の祖先の脚は沢山あった

昆虫の体は、体節(たいせつ)という部分でつながってできています。このような体の構造を持つ生き物のことを節足動物と呼んでいます。

節足動物にはムカデのように脚の沢山あるものもいますが、昆虫の祖先も脚が沢山あったものが長い年月をかけて進化したものと考えられています。

・昆虫の脚の進化

昆虫の祖先は、体節ごとに1対の脚を持っていました。そのため、たくさんの脚があったのでしょう。それらの多くの脚は、進化の過程で、触覚やあご等に進化しました。

頭の位置の体節にある脚は、感覚器として、1対の触覚になり、2番目の体節の脚は1対のあごになる等ですが、腹の部分にある脚は退化して消失したと考えられています。

そして、現在の昆虫は、それぞれの体節が1つの機能だけに特化して進化したのでしょう。

このようにして昆虫の脚は進化の過程で6本になったものと考えられています。

昆虫が6本脚になった理由

花に来たスズメバチ

花に来たスズメバチ

平面は3点で安定することができます。昆虫の体は、脚を三角形の頂点として使うことで体を支えながら、残りの3本の脚で前にくり出して進みます。具体的には次のような動作です。

  1. 昆虫の6本脚は、右の前脚と後脚、そして左の中脚で三角形を作ることで、体を支えることが出来ます。
  2. 次に、右の中脚と左の前脚を前にくり出します。この時、前にくりだした2本の脚と左の後脚で作る三角形で体は支えられます。
  3. 次に、右の前脚と左の中脚を前にくり出します。この時、前にだした2本の脚と右の後脚で作る三角形で体は支えられます。

昆虫は、このようにして、3本の脚で三角形を作る動作を繰り返すことで安定して歩くことができるのです。体を支えるためには、3本の脚が必要です。そして、体を動かすためには、3本の脚を2組もつことが最も合理的です。このような理由で、昆虫は6本脚に進化したものと考えられています。

ポイントのまとめ

昆虫の脚は、6本ですが、昆虫の祖先には体節毎に一対あったと考えられています。進化の過程で、触覚のような機能を持つものや、消失していきました。そして、現在のように6本脚になりました。

昆虫が6本脚になった理由は、安定に必要な脚の数が3本だったため、それらに動く動作を加えても安定している6本脚が合理的だったからでしょう。