桜の花が春に開花する仕組みと狂い咲きの原因

桜の狂い咲き

桜の狂い咲き

日本では、新入学や新社会人が桜の咲く季節に誕生するため、桜の花が咲く話題は注目されていて、秋や真冬に開花してしまう「狂い咲き」は、ニュースになる程です。この記事では、桜の開花の仕組みから「狂い咲き」の発生原因を分かりやすく紹介しています。

▼目次

  1. 日本での狂い咲きはニュース報道の対象
  2. 桜の花が春に開花する仕組み
  3. 狂い咲きの原因
  4. ポイントのまとめ

日本での狂い咲きはニュース報道の対象

日本の花は、四季折々に花を咲かせてくれますが、春に咲く花が秋や冬に咲いてしまうこともあります。「狂い咲き」と呼ばれる現象です。

日本のように春夏秋冬が、明確な気候では狂い咲きは稀だと言われています。たまにしか起こらない現象のため、ニュースになるのですが、桜の花は特に注目されています。

日本では、寒い冬の季節が終って、待ちわびた春の到来や、新しい学校への入学、新社会人の誕生は、桜の花とともにやってくるからでしょう。

では、狂い咲きになる原因は何でしょうか?

まず、桜の花が春に開花する仕組みは、どうなっているのでしょうか?

桜の花が春に開花する仕組み

狂い咲きが起こるのは、花が開花する仕組みは様々ですが、おなじみの桜の花について、狂い咲きをする仕組みを調べてみました。

桜は、翌春に花を咲かせるため、夏頃には将来の葉になる葉芽(はめ)と、花になる花芽(はなめ)を作ります。

このような準備をした上で、厳しい冬越しのために休眠の準備をはじめます。

夏から秋になって日照時間が少しずつ短くなると、成長を抑えるための植物ホルモン(アブシシン酸)が、葉から供給されるため、葉芽(はめ)や花芽(はなめ)の成長速度は抑制されます。

成長を抑える植物ホルモンのアブシシン酸は、寒い冬の間に少しずつ減少していきますが、日照時間が長くなる春になると、逆に成長を促進する植物ホルモン(ジベレリン)が供給されて、発芽が促されるため開花します。

以上が、桜の花が開花する仕組みです。

狂い咲きの原因

晩秋のイチゴ

晩秋のイチゴ

桜の花芽(はなめ)は、葉から供給される成長抑制ホルモン(アブシシン酸)によって、成長速度にブレーキがかかって、極寒の冬には開花しない、つまり「狂い咲き」しないようになっていました。

このことは、花芽(はなめ)が作られた後で、何らかのアクシデントで成長抑制ホルモンが供給されなければ、晩秋や冬に開花してしまうことになります。

成長抑制ホルモン(アブシシン酸)は、葉から出るので、もしも台風などによって、成長抑制ホルモンが供給される時期に葉が落ちてしまえば桜は休眠状態には入れなって、狂い咲きをしてしまうことになります。

ポイントのまとめ

日本では、新入学や新社会人が桜の咲く季節に誕生するため、桜の花が咲く話題は注目されます。そのため、秋や真冬に桜が開花してしまう「狂い咲き」は注目されて、ニュース報道される程です。

桜の開花の仕組みは、植物ホルモンによるコントロールが主です。

植物ホルモンは、葉から供給されるので、成長抑制ホルモンが供給される時期に、台風やケムシ等によって、葉っぱが無くなれば、晩秋や冬に開花する「狂い咲き」が発生してしまいます。