光呼吸の意味を分かりやすく解説

ヨガの呼吸

ヨガの呼吸

光呼吸の意味を調べると、専門的な用語で解説されるため、調べることが多くて、簡単には意味に到達できません。この記事では、一般人にも分かるように、光呼吸とは何のためにするものなのか? なぜ、必要なのか? 等を自然に頭に入るように解説しています。

▼目次

  1. 植物の呼吸
  2. 光呼吸とは?
  3. ・光呼吸をする理由
  4. ポイントのまとめ

植物の呼吸

植物も動物と同じように呼吸をしていて酸素が必要です。レンコンの根を輪切りにすると、穴がありますが、この穴の中には空気(酸素)を溜め込む仕組みがあります。レンコンは、この仕組みのおかげで酸素呼吸が可能で、水の中の地下茎も生きていけると言われています。

このように植物も呼吸をしていますが、植物には、もう一つ光呼吸というものがあります。

光呼吸は、強い光を受けた時の適応のためと言われています。

光呼吸とは?

大自然の中で深呼吸

大自然の中で深呼吸

植物の光呼吸も、酸素を吸収して二酸化炭素を吐き出しています。普通の呼吸と同じようなものに見えますが、普通の呼吸は、生きていくために必要なエネルギーを取り出すことですが、植物の光呼吸は、エネルギーの取り出しには使われていません。

 

・光呼吸をする理由

植物は、光合成をするために強い太陽光線を受けています。太陽光線は光合成で使われますが、光合成に必要な二酸化炭素が足りないため、光のエネルギーは余ってしまいます。

余ったエネルギーは、酸素と反応して活性酸素を生じてしまいます。

活性酸素は化学反応を起こしやすいため、人の体ではガンや老化の原因などを引き起こす悪い物質です。同様に、活性酸素は、植物にも有害です。

そのため、植物は光合成の時に発生する余分なエネルギーが発生しないように、光呼吸をしてエネルギーを消費しようとします。これが、光呼吸をする理由です。

一見すると、光呼吸はエネルギーの無駄遣いのように見えますが、強い太陽光線を受けて光合成をする植物にとっては、有害な活性酸素を発生しにくくするための重要な手法でした。

 

ポイントのまとめ

植物には、普通の呼吸の他に、光呼吸があります。通常の呼吸は、生きていくために必要なエネルギーを取り出す働きですが、光呼吸は、エネルギーを取り出すためではなく、余分なエネルギーを消費するためのものでした。

 

一見すると、光呼吸は、無駄のようですが光合成の時に生じる余分なエネルギーの発生を抑えることで、活性酸素を生まれにくくする大切な役目をしていました。

 

なお、光合成の時に余分なエネルギーが発生してしまう理由は、光合成で使う二酸化炭素を、葉に十分に供給できないためでした。そのため、日光が照っている昼間の植物は、二酸化炭素不足になっているそうです。

 

植物の葉が二酸化炭素を吸収しにくい理由は、大気中の二酸化炭素の量が想像以上に少ないためと言われています。現在、空気中に含まれている二酸化炭素は、0.04%ぐらいです。

 

しかし、工業化が進む前の1750年に比べると、45%程度増加しています。これは、二酸化炭素の放出量が多い人々の暮らし方のため、地球の温暖化を招いた問題につながっていますが、植物にとっては、現在よりももっと多くの二酸化炭素を含んだ大気の方が良いのかもしれません。