鳥の代表的な飛び方|飛行パターン名称と飛行方法

飛んでいるカワセミ

飛んでいるカワセミ

鳥の飛行方法には、様々なパターンがありますが、羽ばたき飛行とグライダーのように滑空するグライディングの2つが基本です。鳥の飛行パターンは、この2つの組合せで作られています。この記事では、代表的な飛行パターンと名称、飛行方法を紹介しています。

▼目次

  1. 鳥の飛び方の基本形
  2. ・羽ばたき飛行
  3. ・グライディング
  4. 鳥の代表的な飛行パターン名称と飛行方法
  5. ポイント

鳥の飛び方の基本形

鳥の飛び方の基本形は、大きく2つに分けることができます。それは、翼をはばたいて飛ぶ「羽ばたき飛行」と翼を広げた状態ですべるように飛ぶ「グライディング(滑空)」です。

 

これらの基本的な飛び方には、次のような利点と欠点があります。

 

・羽ばたき飛行

これは、安定した高度を保ちながら直進できますが、大きなエネルギーを消費する欠点があります。

 

・グライディング

グライディングは、羽ばたき飛行よりも低エネルギーですが、安定した高度は保てません。

鳥は、これらの飛び方に、上昇気流や下降気流などの気象条件を組み合わせてベストな方法で飛んでいます。

 

鳥の代表的な飛行パターン名称と飛行方法

飛んでいるミヤコドリ

飛んでいるミヤコドリ

鳥の代表的な飛び方には、名称が付けられています。次に、それらを紹介します。

 

《直飛(ちょくひ)》
直飛(ちょくひ)は、パタパタと羽ばたきながら真っすぐに飛ぶ方法です。普通に鳥が飛んでいる時のイメージです。

 

《波上飛(はじょうひ)》
波上飛(はじょうひ)は、滑空と強い羽ばたきを繰り返しながら飛ぶ方法です。

つまり、滑空して高度が落ちてきたら強く羽ばたいて上昇し、翼を閉じて弾丸のように滑空します。飛行軌跡は、上下に波打つように描かれます。

物理的には普通の羽ばたき飛行と同じですが、一時的に翼の筋肉を休めることができます。ヒヨドリやセキレイ類、それにキツツキなどがこの方法で飛行します。

 

《帆翔(はんしょう)》
帆翔(はんしょう)とは、翼を広げて上昇気流をとらえて飛ぶ方法です。うまく上昇気流に乗ると、ぐるぐる回りながら一気に高い場所に飛んでいくことができます。

帆翔はソアリングとも呼ばれます。タカ、ワシ、トビ等の猛禽類(もうきんるい)やアホウドリ等に見られる飛び方で、省エネタイプの飛翔方法と言われています。

尚、ソアリングをして宙に舞い上がるのは簡単そうに見えますが、尾羽を左右に傾けながら微妙なバランスをとっています。

市の運動場に降りた親子のトビが、飛び立つところをみましたが、思っていたよりも大きなトビに驚きました。見ていても、トビの親子がどうやって上昇気流をとらえたのか判りませんでした。

一般的な飛行方法は以上です。その他、ちょっと変わったものには、急降下と、ホバリングという飛行方法もあります。

 

《急降下》
高度の高いところから、重力を利用して一気に下降する飛び方です。頭を下にしてできるだけ、空気の抵抗を減らすように翼をたたんで下方に飛びます。ハヤブサ等の肉食の鳥が獲物を捕らえる時などにします。

ハヤブサが獲物を攻撃する時には、時速440kmもの速度が出ると言われています。

 

《ホバリング》
鳥が獲物に狙いを定めている時等に、空中に止まっているようにして飛ぶ方法です。羽を激しく羽ばたくことで重力とのバランスをとり、宙に停止することができます。カワセミ、ノスリなどで見られます。

尚、ハチドリのホバリングは有名で、テレビの映像などで見た人は多いと思います。

 

ポイント

鳥の基本的な飛行方法は、羽ばたき飛行とグライダーのように滑空するグライディングです。鳥にはさまざまな飛行パターンがあって、名称もありますが、羽ばたき飛行とグライディングの組合せで作られていました。

 

人間は鳥が空を飛んでいる姿を見て、飛行機やヘリコプター、気球等を作りましたが、今でも映画の世界では、自分で宙を飛ぶヒーローたちが登場します。人は、重力に支配されないで自由に飛び回れることを願っているのでしょう。

 

もっと技術が進むと、そんな世界があるのかもしれません。楽しみです。