渡り鳥の多くが繁殖期に北を目指す理由とは?

ツンドラ

ツンドラ

多くの渡り鳥は南極ではなくて、北極方面が故郷です。北極は、南極に比べて繁殖や子育てに適しているからです。この記事では、北極と南極地域の天候や地形の違いなどに着目して推論します。できるだけ分かりやすい表現で紹介しているので、納得するでしょう。

▼目次

  1. 多くの渡り鳥が北を目指して繁殖する理由
  2. 地球環境の変化による影響
  3. ・多くの渡り鳥が、南極を目指さない理由
  4. ポイント

多くの渡り鳥が北を目指して繁殖する理由

ツンドラ地帯

ツンドラ地帯

多くの渡り鳥は、北に移動して、そこで繁殖します。

北極圏の夏は日照時間が長くて気温も上昇します。そのために多くの植物がいっせいに開花します。すると、想像できない程の多くの昆虫も発生します。小さな昆虫は、鳥類にとっては貴重な餌です。虫が豊富にいれば簡単に捕獲できるので、子育てには願ってもない環境です。

さらに、夏至のころは、北極圏には夜がありません。平坦な草原が広がっているツンドラ地帯では、天敵を直ぐに見つけることができます。その上、餌となる虫類が沢山いるので、子育てするには最も適した場所なのでしょう。

 

地球環境の変化による影響

はっきりした真相は判っていませんが、地球の長い歴史をみると気温が冷えた寒冷期と温暖化が進んだ時期が周期的に起こっていることが判ります。

鳥類は、地球上の大きな環境の変化に伴い、餌場や生活に適した環境を求めて移動します。地球規模での環境の変化に応じて、南下や北上をすることが遺伝子に記憶されて、今日の渡り鳥の行動につながっているという推論もあります。羽を持っている鳥だからこそ、海を越えてこのようなことができたのでしょう。

 

・多くの渡り鳥が、南極を目指さない理由

多くの渡り鳥が、南極を目指さない理由は、次のことが考えられます。

 

《何故、南極には行かないの?》
南極は大きな陸地ですが、常に厚い氷におおわれているために、北極圏にあるようなツンドラ地帯がありません。また、陸地があるため、海水温の影響を受けずに、どんどん気温が低下してしまいます。極地の気温は、南極と北極では、全く違います。

 

そのため、海の中の生物は豊富ですが、多くの鳥類の繁殖には適していません。鳥類の仲間で頑張っているのはペンギンぐらいでしょう。

 

ポイント

普通に考えれば、わざわざ寒い北を目指して繁殖・子育てをしなくても良いのではと思うでしょうが、北極圏は、人間が考える以上に、鳥類にとっては、食料が豊富で、平坦な草原は、天敵を見つけやすいので、子育てに良い環境なのでしょう。

 

また、地球環境の変化による影響も、見逃せません。

長い地球の歴史を見ると

地球の気候は、気温が冷えた寒冷期と温暖化が進んだ時期が周期的に起こっています。

鳥類は、飛行できるが故に、地球規模での環境の変化に対応して、南下や北上をすることが遺伝子に記憶されてしまったのかもしれません。