カラス

カラスの縄張り範囲を見つける方法

ハシブトガラスの顔

この記事では、カラスの縄張り行動を、ハシブトガラスを例に紹介しています。「縄張りの意味」、「カラスが縄張りを主張する相手」、「カラスの縄張りエリアを確認するのに適した時期」、「縄張り」エリアを確認する方法などをまとめています。

1.カラスの縄張りエリアの確認方法

カラスの縄張りエリアを確認するには、市街地に棲んでいて、強く縄張りを主張するハシブトガラスが分かりやすいでしょう。

もう一方のハシボソガラスは、生息範囲が山間部を含むため、ここではハシブトガラスについて記載します。

ハシブトガラスの縄張りエリアは、その地域の資源の密度や、個体の戦闘力などで決まるため、個体によって異なりますが、ビルの屋上や鉄塔などの高い場所から侵入者を見張っています。

ハシブトガラスの侵入者が「縄張り」に飛んでくると、大声での威嚇(いかく)をします。侵入者に向かって飛び立つ時には、そこが「縄張り」の境界線です。

そして、「縄張り」を主張するカラスが追撃をやめた地点が、もう一方の境界線です。
「縄張り」エリアの確認方法は、これらを目撃したら、こまめに地図上に書き込んで記録します。大変な作業で、日数もかかりますが、これを繰り返すことで、「縄張り」エリアを特定できます。

 

1-1.縄張りエリア確認時の注意点

「縄張り」エリアの確認方法は、カラスの行動を観察する地道なやり方ですが、子育てが終わった頃に、親鳥は子供ガラスを巣から追いだします。その時に、親鳥は威嚇や追いかけ行動をして、子ガラスが巣に戻らないようにします。

この行動は、「縄張り」エリアの主張とは違います。親鳥が引き返す地点は「縄張り」とは関係していないため注意が必要です。

《縄張りとは?》
「縄張り」というのは、「自分や仲間以外の者を受け入れないで、自分たちだけで利用する空間」のことを指しています。

ハシブトガラスの場合は、繁殖期に成長すると、オスとメスの2羽で「縄張り」を持つようになりますが、「縄張り」侵入者の扱いは、繁殖の時期と、それ以外の時では違います。

 

2.カラスの繁殖期に巣に近づく侵入者対応

子育てを無事に済ませるために卵を産んで巣立つまでは、特に「縄張り」意識は強くなります。

普段なら気にしない地上にいる犬や猫などの動物や人に対しても、巣のエリアに入ると、大声を張り上げて威嚇(いかく)します。この時期に縄張りを確認するのは危険です。

 

3.カラスの縄張りエリア確認に適した時期

ハシブトガラスは、子育てが終わると本来の「縄張り」を主張するようになります。「縄張り」エリア特定には、カラスが極端に攻撃的ではなくなる時期、つまり子育てが終わる時期を待つのが良いでしょう。

カラスの子育て時期は、個体によっても異なるため範囲が広いのですが、概ね3月から7月頃になります。

 

3-1.縄張りを主張する対象

ハシブトガラスハシブトガラス

カラスは、「縄張り」内に入ってくる生物の全てを排除するわけではありません。自分の「縄張り」を主張するのは、同じ資源を求める「同種の個体」や天敵の「猛禽類(もうきんるい)」などです。

つまり、ハシブトガラスは、同種の「ハシブトガラス」や近縁種の「ハシボソガラス」と、猛禽類の「トビ」などでしょう。

 

4.集団で生活しているカラスの縄張り意識とは?

集団で生活するカラスは、繁殖期を迎えていない若鳥です。彼らは、まだ「縄張り」意識を持っていません。

彼らが、エサ場で喧嘩をするのは、単にエサを奪い合っているだけで、その空間を自分のエリアという主張をしているわけではありません。

5.まとめ

カラスの縄張り行動について、ハシブトガラスを例に紹介しました。

ハシブトガラスの場合は、繁殖期になると、オスとメスの2羽で「縄張り」を持つようになりますが、「縄張り」エリアの特定は、卵や子ガラスを守るために過剰に警戒する繁殖の時期を避けて観察するのが良いでしょう。

「縄張り」エリアを確認する方法は、侵入者が「縄張り」に飛んできた時に対応する行動と場所を記録することです。

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