鳥たちのお風呂の種類と入浴方法

水浴びにきた野鳥

鳥のお風呂には、水浴び、砂浴び、蟻浴(ぎよく)の3つの方法があります。これらの目的は、体に付いている寄生虫や虫等を取り去るためです。この記事では、それぞれの方法を分かりやすく紹介しています。鳥の気持ちになってひと時を楽しめるでしょう。

1.鳥のお風呂の種類と入浴方法

鳥の多くは、羽毛を清潔に保つため、お風呂にはいります。もちろん人のお風呂とは違いますが、様々な方法があります。

鳥のお風呂には、水浴び、砂浴び、蟻浴(ぎよく)という種類があります。
次に、それぞれの浴び方や、目的を紹介します。

 

1-1.水浴び

水浴びをする野鳥水浴びをする野鳥

水鳥以外の鳥の水浴びは、水たまりや足が立つぐらいの浅瀬で行います。身体をぶるぶると震わせるようにして全身で水の粒を飛ばします。

羽根をバタバタさせるので、おぼれているようにも見えます。

 

1-1-1.水浴びの目的

身体についた寄生虫や虫類を洗い流すためにするので、勢いよく、ガムシャラに行います。

特に変わった水浴びをするのは、カワセミです。カワセミは獲物を獲る時のように水に飛び込んで水浴びをします。

カワセミは、水浴びをした直後でも水滴がつかないため痕跡は見られませんが、時には羽毛が浮いていることもあります。

 

1-2.砂浴び

鳥の砂浴びは乾燥した砂地で行なわれます。河川敷や農耕地、公園やグランドなどで砂浴びの跡があります。

 

1-2-1.砂浴びの目的

目的は、水浴びと同じで、体に付いている寄生虫や虫等を取り去るためです。

大抵砂地を浅く掘って、くぼみに体を沈めて体を震わせます。羽毛の中に砂を通すようにいれて、体を震わせて砂を弾き飛ばします。場合によっては砂の中でぐるぐると体を廻すこともします。

主に乾燥地帯に住んでいる鳥が砂浴びをします。水浴びと砂浴びは、鳥の種類で概ねどちらかをするか決まっていますが、スズメは両方します。

但し普段水浴びをしている鳥でも、水が凍った時などには、代わりに砂浴びをするようです。

スズメの砂浴びは集団で行うことが多く、10㎝ぐらいのクレータ状(すり鉢状)の穴があちこちに作られます。慣れてくると、砂浴びの跡は直ぐに判るようになります。

 

1-3.蟻浴(ぎよく)

蟻浴(ぎよく)は聞きなれない言葉ですが、カラスの仲間で見られる行動です。

カラスは、アリの巣の上にふせてアリを体中に這(は)わせます。くちばしでアリをつかまえて、自分の羽毛に擦り付けることもするそうです。

カラスの仲間が、蟻浴(ぎよく)をする理由は不明ですが、恐らくアリの蟻酸(ぎさん)で、寄生虫を減らしているのでしょう。

カラスの仲間は、頭が良いので蟻酸(ぎさん)の効果を利用することぐらい、直ぐに対応してしまいそうです。

カラスが蟻浴(ぎよく)した後には、アリの死骸が散乱しますが、直ぐにアリによって片付けられるため、カラスが立ち去った直後でないと形跡を見つけるのは困難と言われています。

 

2.まとめ

鳥のお風呂には、水浴び、砂浴び、蟻浴(ぎよく)という3つの種類がありました。

目的は、体に付いている寄生虫や虫等を取り去るためですが、人のお風呂の様にお湯や石鹸がないので大変でしょう。

カラスの蟻浴には驚かされましたが、頭の良いカラスなら蟻酸を利用することぐらい、簡単にやりそうです。

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