ハクチョウ達のコミュニケーション方法

着水するハクチョウ

着水するハクチョウ

ハクチョウの長い首は、感情を仲間や相手に伝えるコミュニケーションツールとして使われます。「警戒して周囲を見回す時」や「行動を共にする時」、「飛び立つ時」、「カップルの挨拶」、「喧嘩の威嚇」など、あらゆる行動を、表現しています。

▼目次

  1. 1.ハクチョウ達の首を使ったコミュニケーションの方法
  2.  1-1.警戒している時
  3.  1-2.行動を共にする時
  4.  1-3.仲間と一緒に飛び立つ時
  5.  1-4.ハクチョウのカップルの仕草
  6.  1-5.ハクチョウの喧嘩
  7. 2.ハクチョウの仕草を生み出すもの
  8. 3.まとめ

1.ハクチョウ達の首を使ったコミュニケーションの方法

ハクチョウは、いつも同じように水辺を泳いでいるように見えますが、時折普段とは違った行動をします。

コハクチョウの観察により、明らかに区別ができるハクチョウの仕草と意味についてまとめました。

 

1-1.警戒している時

集団で行動するハクチョウ達は、危険が迫ってくると、一斉に首を上に伸ばして周りを見回します。
このような仕草をする時は、まさに警戒態勢です。皆で危険を共有して、いつでも飛び立てるように準備をしています。

 

1-2.行動を共にする時

越冬のためシベリアから日本に飛来する時や、シベリアに帰る時、或いは、ねぐらと餌場を往復する時も、灰色を帯びた子どものハクチョウを引き連れて家族や仲間は同じ集団で行動しています。

このように、行動を共にする時、ハクチョウの親鳥2羽は、長い首を旗のように掲げて、子どもたちを引き連れています。

 

1-3.仲間と一緒に飛び立つ時

湖や川面を集団で泳いでいる時に向かい風が吹いてくると、家族などの集団の仲間と首を振るような仕草をすると、一斉に羽をばたばたさせながら、水面を走り出します。

これは、水面から飛び立つサインなのでしょう。

 

1-4.ハクチョウのカップルの仕草

仲睦まじいハクチョウ

仲睦まじいハクチョウ

仲の良いハクチョウ達は、滑るように水面を移動しながら首筋で、お互いに挨拶(サイン)を送っているように見えます。

特に、カップルになると、はっきりと判ります。カップルはお互いに向かい合って、互いのクチバシを合わせる行動をしています。

この状態を横から見ると、お互いの首の付け根とクチバシ同士をくっつけて、長い首筋がしなやかに曲げられるため、ハートの形に見えます。

カップルの長い首を曲げて形成されたハート形は、幸せの首輪(ハッピーリング)と言われていて、カメラマン達が狙っている瞬間の一つです。

 

1-5.ハクチョウの喧嘩

喧嘩をする時のハクチョウは、長い首を斜めに突き出して、相手を噛む動作をします。噛む動作を激しく繰り返すため、一目で相手を威嚇していることが判ります。

 

2.ハクチョウの仕草を生み出すもの

以上のように、ハクチョウの仕草は、長い首筋で表現しているように感じられます。ハクチョウの長い首筋は、優雅な白鳥のイメージの象徴ですが、この首筋の動きでお互いにコミュニケーションしているのでしょう。

 

3.まとめ

ハクチョウは、普段は優雅に泳いでいるため、穏やかな生物だと思われていますが、喧嘩の時は、想像以上に激しい動きをします。喧嘩の時は、長い首を斜めに突き出して、相手を噛む動作を繰り返します。

長い首を使うのは喧嘩をする時だけではありません。「警戒して周囲を見回す時」や「行動を共にする時」、「仲間と一緒に飛び立つ時」、「カップルの行動」なども全て、長い首で、表現しています。▲目次に戻る