カラスの鼻毛と耳穴

カラス カラス
カラス

散歩コースでカラスとは頻繁に出会いますが、顔を見合わせたことはありません。お互いに、見つめるのは怖いのでしょう。そんなカラスには鼻毛があると聞いたことがあります。記事では、カラスの羽毛に隠れた鼻毛や耳の形状などを紹介しています。

カラスを見て考えたこと

河川敷を散歩すると、直ぐにカラスに出合います。

大抵、カラスは道沿いの白地ペンキで塗られた鉄柵(てつさく)の上に止まっています。カラスとは目を合わせませんが、特定の距離になると、フワッと飛び立ってくれます。

こちらは、河川敷きの道に沿って散歩中です。知らないふりをして、カラスに近づきますが、本音は怖いので、早くどこかに行ってほしいと思っています。

でも、2メートル位に人が近づくと、カラスが飛び立ってくれます。

カラスの顔を見つめたことはありませんが、大きな顔と頑丈そうなクチバシは目立ちます。きっと、鼻や耳は羽毛に隠れているのでしょう。

そんなことを考えながら歩いていると、誰かが面白いことを言っていたことをおもい出しました。

「カラスには鼻毛がある」らしい。

望遠レンズが欲しい

「カラスには鼻毛がある」ということをおもい出した途端、カラスの鼻毛を見たくなりました。私の視力はメガネを掛けて、かろうじて車の運転をしても良いレベルです。

持っているバカチョンカメラには望遠レンズはありません。撮影好きの友人は、いつものように外出中です。

仕方がないので図鑑や ウェブなどで確認することにしました。

カラスの鼻毛と耳孔

耳孔と鼻毛

耳孔と鼻毛


図鑑で鼻の位置は判りましたが、図鑑には、これが鼻毛や、耳孔と分かるような写真はありませんでした。

上絵の左上写真は、耳と鼻孔部にある羽毛を無くして描いたものです。
上絵の右下写真は、カラスの耳孔部と鼻毛を描いた写真です。

鼻毛

図鑑の写真には特別な説明はありません。但し、カラスのクチバシの左右の付け根付近にある鼻孔には、黒いブラシのような毛があります。毛をどかすと、鼻孔も見えます。

厳密には、毛は鼻の孔から生えていないため鼻毛ではないのかもしれません。でも、鼻孔に異物が入り込まないようにする役目は鼻毛と同じでしょう。

図鑑には何も記載されていませんでしたが、鼻毛と呼んでも良いでしょう。

カラスの鼻毛は黒いため、体を覆っている羽毛の一部の様にも見えます。ふわふわした羽毛とは違って、鼻毛らしくモサモサしています。

Webでは、鼻毛写真も見つかりましたが、そのまま掲載するわけにはいかないので、絵を描くことにしました。

カラスの耳

カラスの鼻毛を確認すると、カラスの耳の形も気になります。カラスの耳は、完全に羽毛に隠れて見ることは出来ませんが、Webではオリー・ペッカー氏が公開した映像を確認できます。

この映像によると、カラスの耳穴は長方形です。まるでUSBの穴のようです。ちょっと信じられませんが、別のカラスも、web上の写真は、陥没したような穴です。但し、形状はさまざまです。

直接目で見ることのできる鳥の耳

羽毛の薄いエミューという鳥の耳は、直接見ることができます。

エミューの耳は、頭の横(左右)に穴が開いているだけです。耳たぶのようなものはありませんでした。

エミューの耳から想像すると、鳥の耳には、耳たぶが無くて穴だけなのでしょう。

耳たぶが無い鳥の耳は、どの方向から来た音なのかの識別は難しいでしょう。但し、楕円形の頭のおかげで、ある程度認識できると言われています。

まとめ

カラスの風ぼうは黒一色ですが、とても整っています。全身をポマードで固めたようにも見えます。嫌われ者のカラスですが、ちょっとおしゃれにも見えます。

想像したこともありませんが、そんなカラスには、ぼさぼさの鼻毛がクチバシの付け根付近からはえています。

もっと予想外だったのは、羽毛に隠れた耳です。

陥没した穴のように見える耳が、もしも普段から丸見えだったら、おしゃれでかっこいいカラスの風ぼうも台無しだったでしょう。

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