南半球の仲睦まじいハクチョウたち

コクチョウ

南半球にも2種のハクチョウの仲間がいます。内、1種はコクチョウです。コクチョウは、黒い羽で覆われています。もう1種のクロエリハクチョウは、首部のみが黒色のハクチョウです。記事では、彼らの生態を紹介しています。日本では動物園などで見れます。

南半球にいるとっても仲睦まじいハクチョウたち

南半球にいるハクチョウには「コクチョウ」「クロエリハクチョウ」という2種のハクチョウがいます。彼らは、夫婦愛や家族愛が強い事でも知られています。

コクチョウとは

オーストラリアとニュージーランドに住む「コクチョウ」は、世界で唯一の黒いハクチョウです。ニュージーランドの「コクチョウ」はオーストラリアから移入されたものですが、現在では野生化しています。

コクチョウの大きさは、1.1〜1.4メートルで体重は、5〜6kgです。

泳いでいる時は真っ黒に見えますが、飛んでいる時に現れる風切羽は白色。くちばしは明るい赤色をしています。

コクチョウの夫婦は一夫一婦制で、最初の番(つがい)で生涯を共にすごします。普段は家族単位か、大きな群れで生活しています。

コクチョウは、大きくて浅い湖や、干潟や入り江などに生息していますが、乾期になると、雨などで一時的に浸水した農地などを目指して、数100kmもの旅をすることもあります。

コクチョウには、特別な繁殖期はありませんが、気候が適していれば巣作りをします。

コクチョウの夫婦は、協力して、浅瀬か島の中に巣を作ります。夫婦が作る巣は、アシや草・海草などを盛って山にしたようなものです。

コクチョウの卵は、4個から6個産まれます。卵の色は、薄緑色です。

卵は、約5週間で孵化(ふか)しますが、雛(ひな)は成熟するまで3年もかかかります。そのため、抱卵から成熟まで夫婦で子育てをする微笑ましい姿を見ることができます。

クロエリハクチョウとは

南半球に生息するもう1種の「クロエリハクチョウ」は、同じ南半球と言っても、ニュージーランドやオーストラリアからは、大分離れています。

クロエリハクチョウの生息域は、南アメリカ南部のアルゼンチン・チリ・フォークランド諸島ふきんです。

「クロエリハクチョウ」は、「コクチョウ」の近縁種と言われています。

クロエリハクチョウは、首から頭部が黒色ですが、体の羽は白色です。

灰色のくちばしには、根元部に目立つ赤いこぶがあります。体の大きさは、1メートル程で、ハクチョウとしては最も小さい種類です。

淡水湖や湿地などにすんでいて、水草などを食べます。群れは作らないで夫婦で生活しています。

クロエリハクチョウは、1度に4〜8個の卵を産んで、36日間抱卵します。36日後に孵化した卵はクリーム色です。

クロエリハクチョウの性格はとても臆病ですが、家族愛は強くて、小さなヒナたちは親鳥の背中に乗って運ばれます。

夫婦は、もちろん一夫一婦制です。クロエリハクチョウは、生涯を同じ伴侶で仲睦まじく過ごします。

この姿はとても微笑ましいものです。日本で飼育されている「クロエリハクチョウ」でも、家族で仲良く過ごす姿をみることができます。

まとめ

南半球には、夫婦愛や家族愛が強くて、微笑ましいハクチョウの仲間がいます。彼らは、「コクチョウ」と「クロエリハクチョウ」です。

コクチョウはブラックスワンとも呼ばれるように、黒い羽ですが、飛んでいる時に見ることができる風切羽は白色で、くちばしは明るい赤色です。
クロエリハクチョウは、首部が黒色で、白鳥の仲間では最も小さな種になります。

日本では、2種とも動物園で見ることが出来ますが、コクチョウは茨城県周辺で野生化したものもいます。恐らく、飼育していたものが逃げ出したのでしょう。

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