梅の木に来る鳥は、何故、ウグイスではないのでしょう。

梅とメジロ

梅の花が咲く梅の木には、ウグイスが似合いそうです。ところが、実際の梅の木には、別の小鳥がやってきます。何故、ウグイスではない、別の小鳥なのでしょう。この記事では、理由を分かりやすく紹介しています。日常とは違う、楽しい時間になるでしょう。

梅の木に来る鳥は、ウグイスではないという証拠

ウグイスの体色(羽根の色)は、くすんだような茶色です。

なぜ、そんな色なのでしょうか。理由は、ウグイスは藪の中で生活しているため、周囲の環境に溶け込むためでした。

では、梅の花とともに、写真撮影される、ウグイス色の明るい体色の小鳥は、何でしょう。それは、目の周りが白く縁どられたメジロという鳥でした。

何故、メジロは梅の花に寄って来るの?

メジロは、花の蜜を吸うのが好きな小鳥のため、梅の花が咲くと、好んで梅の木にやってきます。もちろん、梅の木だけではありません。

メジロは、ツバキやサザンカ等の花にもやってきます。

ウグイスは梅の木には来ないの?

ウグイスは、花の蜜は吸いません。ウグイスは肉食の小鳥です。蜘蛛や虫、それらの幼虫などを好んで食べています。

カッコウが、ウグイスの巣に、自分のタマゴを産んで、ウグイスに育ててもらうのは、同じような食性をしているためです。

ウグイスは、小さな虫等を食べるため、主な生活圏は藪の中が中心です。もちろん、梅の花が咲けば、甘い匂い等に誘われて、虫が寄って来るので、ウグイスも来るかもしれません。

でも、ウグイスの本来の生活圏は、虫が沢山いる藪でしょう。

何故、梅の花にくる小鳥がウグイスと勘違いされるのでしょうか?

梅の花は春を告げる花です。ウグイスの鳴き声も春を告げる鳴き声と認識されています。
ウグイスは、春が訪れる頃に、毎年、「ホー、ホケキョ」と歌声を響かせます。

ウグイスは、寒くなると綺麗な声がでなくなりますが、春の訪れとともに喉の状態が変化して、綺麗な声を出せるようになります。

そのため、新人のウグイスだけでなく、ベテランのウグイスも競うように練習します。

里山付近では、梅の開花と、ウグイスの鳴き声の共演が春の訪れを明るくします。しかも、ウグイス色をした清々しいメジロが梅の花に止まっています。

ウグイスの姿は、目立たない保護色の為、人には見えていませんが、梅の花には、ウグイス色の小鳥がいます。

このような状況の中で、人々は、メジロをウグイスと勘違いしたのでしょう。

まとめ

梅の花を訪れるのは、花の蜜を吸うメジロというウグイス色の小鳥でした。ウグイスは、小さな虫を食べる肉食の小鳥です。しかも、生活圏が藪の中のため、羽の色は、くすんだ茶色です。

「ホー、ホケキョ」と響き渡る美しい声と、梅の花に止まるメジロの姿が、人々の思い違いを招いたのでしょう。

メジロは、春を告げる、人々がイメージした通りの、ウグイス色の小鳥だったのでしょう。

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