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テントウムシの本当の姿|ゆっくり動作とカラフル体形の秘密

テントウムシ

テントウムシは、虫嫌いな人たちからも愛される貴重な昆虫です。でも、テントウムシにとっては、ゆっくりした動きやカラフルで可愛い外形も、弱肉強食の自然界で生き残るための秘策です。記事では、そんなテントウムシの本当の姿を紹介しています。

虫嫌いの人にも好かれているテントウムシの不思議

虫を嫌う人は、最近特に増えてきたようです。虫嫌いの人に理由を聞くと、次のように様々な理由がありました。

  1. 虫は、すばしっこくて自分に向かって来る
  2. 虫の目は、自分の方を見ている
  3. 毛虫は毛が気持ち悪い、毛がなくても気持ち悪い
  4. 自分の方に飛んでくる
  5. 汚い所に棲んでいるので触るのがいやだ
  6. 部屋に勝手に入ってくる

など虫を嫌う理由は際限なくでてきます。

そんな、虫嫌いの人も、

  1. 動きが遅くて捕まえられる
  2. 探さないと来ない
  3. 丸くてかわいい
  4. 手の平を這わせても指の先まで歩いて、飛んでいく

そんな動きのテントウムシは可愛いと思うのでしょう。

何故、テントウムシは、それ程、好かれているのでしょうか。

日本のテントウムシは益虫なの?

日本のテントウムシは、約180種です。内訳は、カビを食べる種が4種類で、葉を食べる種は10種類だけでした。残りのテントウムシは、全て虫を食べるテントウムシということになります。

およそ、日本のテントウムシの92%は、虫を食べるテントウムシと言われています。

テントウムシの先祖は、腐った木に棲んでいて、キノコやカビを食べていました。やがて、日向(ひなた)に出て来てアブラムシやカイガラムシなどの小さな虫を食べるようになりました。このような経緯で進化したテントウムシは、小さな虫を食べるものが多いのでしょう。

テントウムシは、まさに益虫です。益虫という響きは、おおいにテントウムシのファンを増やしたことでしょう。

テントウムシの食欲

日本のテントウムシの92%程は、小さな虫を食べる肉食の生物です。そのため、食欲は貪欲で、ナナホシテントウは幼虫時代に共食いをするほどです。

尚、テントウムシが生きているアブラムシを食い漁(あさ)る様を見れば、テントウムシのイメージが変わるでしょう。

テントウムシの動きがゆっくりしている秘密

テントウムシの体形は、丸くて赤や黒のコントラストの目立つ背中をしています。そして、動きはとてもゆっくりしています。

動きがゆっくりしていても、テントウムシは鳥に食べられません。理由は、テントウムシの足の関節から臭い汁を出していたからです。この臭いの成分はアルカロイドで、鳥は食べません。

テントウムシは、わざと目立つ姿をして、鳥などの天敵に警告していたのです。

テントウムシの本当の姿

テントウムシは、多くの虫嫌いの人たちからも、可愛いと言われる珍しい昆虫です。
テントウムシの動きは、ゆっくりしていて、しかも目立つようにカラフルな容姿です。

これでは、天敵に直ぐに見つかってしまいますが、理由はありました。
次にテントウムシの特徴を箇条書きでまとめます。

  1. テントウムシは、体内に毒を持っていて天敵の鳥から身を守っていた。
  2. テントウムシは、体内に毒があることを外敵に知らせるため、わざと目立つ姿でゆっくり動いていた。
  3. テントウムシは、人から見ると害虫を食べてくれる益虫ですが、アブラムシ側から見ると冷酷なギャングです。

まとめ

虫嫌いの人から見たテントウムシは、丸くてカラフルな模様をしていて、動きがゆっくりだから好きだと言います。

しかし、生存競争の厳しい自然界で生きているテントウムシにも理由がありました。テントウムシは、体内に天敵の鳥が嫌う臭い(毒)を持っていたのです。毒を持っていることをPRするために、カラフルで目立つ姿で、直ぐに見つかりやすいように、ゆっくり動いていたのでしょう。

人からみると害虫を食べてくれる益虫ですが、食べられてしまう側から見ると、テントウムシは怖い肉食獣です。実は、幼虫時代のテントウムシの姿は、あまり知られていませんが、小さな毛虫のような体形をしていて、まさに肉食の暴君です。

可愛い半円形をして、人の指を這って登るテントウムシは、指の先までくると羽を広げて青空に飛び去ります。テントウムシは、虫嫌いの人にも好まれるすごい昆虫ですが、テントウムシにとっては、自然界で生き残るための秘策だったのです。

人間から見た世界と、別の生物からみる世界は、全く違ったものなのでしょう。

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Nature Observationのサイトは2名で運営しています。一人目は写真撮影と白鳥が好きで日本全国を車で飛び回っています。最近は、無料ブログを作って楽しんでいるようです。二人目は、昆虫好きですが、写真は素人、白鳥や花の本を読んで知識は増えてきました。最近は、主にデジタル関連の、判っていそうで判りにくい内容をズバッと紹介するサイトも手掛けています。二人とも趣味の世界を謳歌している中高年のおじさんです。