ダンゴムシ

愛嬌のあるダンゴムシがコンクリートを食べる理由

ダンゴムシ

ダンゴムシは愛嬌のある姿のため、子供たちには大人気です。そんなダンゴムシを見ていると、ブロック塀などのコンクリートを食べているように見えることがあります。この記事では、ダンゴムシがコンクリートを食べる理由を判りやすくまとめています。

子供達に大人気のダンゴムシ

ダンゴムシの脚は7対で14本もあります。昆虫ではありません。エビやカニの仲間です。ダンゴムシは、ヨーロッパから入ってきた外来種で、日本に来たのは明治時代以降のようです。

脚がいっぱいある虫は、普通は気持ち悪いため嫌われていますが、ダンゴムシだけは例外です。

ダンゴムシは、捕まえようとすると直ぐに丸くなってコロコロするし、丸くなったダンゴムシを手の平に載せても、何もしなければ直ぐに元に戻って歩き出します。

ダンゴムシの仕草には不思議な愛嬌があって、噛みつかないので子供達の人気者なのでしょう。

私も子供の頃は、ダンゴムシを見つけると、手の平の上で歩かせるのが好きでした。虫かごに土とダンゴムシを入れて飼っていたこともあります。

でも、今になって考えてみると、ダンゴムシは何を餌にしていたのでしょうか?

ダンゴムシの食べ物

ダンゴムシの食べ物は主に落ち葉です。ただし、落葉とともにバクテリアなど何でも食べる雑食です。ただし、落ち葉は消化が悪いので、ダンゴムシは、落ち葉を食べて分解した糞からも養分を摂っています。

ダンゴムシは、落葉を食べて分解することで、付近の土壌を養分のある豊かな土に戻すこともしていました。

ダンゴムシの糞は、バクテリアに分解されて栄養のある土に戻るので、植物の成長にも役立ちます。

また、驚いたことに、ダンゴムシは、コンクリートも食べていたのです。

ダンゴムシは、積まれたコンクリートブロックの隙間等にいます。これは、ダンゴムシが湿度のある薄暗い所を好むというだけではなく、コンクリートを食べているからなのでしょう。

何故コンクリートを食べるの?

ダンゴムシが、コンクリートブロックを食べるのは、それらに含まれるカルシウムが欲しいからと言われています。

それが証拠に、ダンゴムシはカルシウムが含まれる石灰岩のある場所に沢山います。石灰岩は、貝殻やサンゴの死骸が蓄積したものです。

ダンゴムシは、硬くて食べにくいコンクリートよりも、本当は石灰岩を食べたいのでしょう。

ダンゴムシが丸くなることとカルシウムを欲しがる理由

ダンゴムシの体を覆っている殻は、カルシウムで出来ていて、外敵から身を守るための鎧(よろい)の役目をしています。

ダンゴムシが団子のように丸くなるのは、背中の鎧(よろい)で、やわらかい腹部を守るためです。

ダンゴムシの鎧(よろい)は、成虫になっても何度も脱皮するため、鎧(よろい)の元となるカルシウムは必要なのです。

もちろん、脱皮した殻は、カルシウムで出来ているため、ダンゴムシは脱皮した抜け殻も食べています。

ダンゴムシは、カルシウムを欲しいのでコンクリートを食べていたのでしょう。ただし、ダンゴムシがどんな風にコンクリートを食べているのかは、分かっていません。

また、ダンゴムシに似ている別種のワラジムシは、丸くなりません。ワラジムシの背中は鎧(よろい)ではないからです。そのかわりに、素早い逃げ足で身を守っています。

まとめ

ダンゴムシがコンクリートを食べる理由は、柔らかい体を守るために硬いカルシウムで背中を覆うためでした。コンクリートには、カルシウムが入っているからです。

ダンゴムシは定期的に脱皮をして、新しい表皮の鎧(よろい)に着替えるため、常にカルシウムを求めています。

また、ダンゴムシが直ぐに丸くなるのは、背中にあるカルシウムで作られている表皮の鎧(よろい)で、やわらかい腹部を守るためでした。

ダンゴムシは、生きるためにコンクリート内にあるカルシウムを食べていたのです。

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