簡単に木の樹齢を知る方法

木の樹齢を確認するには年輪の数を数えることで確認できますが、大切な木を切断することはできません。木を切らないで樹齢を推定するにはどうしたら良いのでしょうか。簡易的な手法を試みましたが失敗でした。ただし、手法を見つけるのは楽しそうです。

木の樹齢を知るには?

樹木

樹木

木の年齢(樹齢)を知るには、木を切って年輪を数えれば良いことは誰でも知っているでしょう。大切な木を切り倒すことはできませんが、年輪の数は樹齢を現しているのでしょうか?

 

年輪が樹齢を現す理由

年輪は、木の生長にともなって、1年に1回作られるので、年輪の数が樹齢を示すことは判っています

年輪の作られ方

冬が終わって春になると、木は幹の外側に新しい形成層を作ります。形成層の内側は木質部、外側は師部(しぶ)で、ともに水分と栄養素を運搬する道管(どうかん)の役目をしています。

形成層は細胞分裂します。この時、内側は木質部と同化してしまいますが、外側は肥大して師部の組織になり、目に見える年輪が作られます。

このようにして、春から作られる年輪は、1年に1つできるため、年輪の数を数えることで木の年齢を知ることができるのです。

簡易的な方法で樹齢を知るには?

以上のように木を切って年輪を調べれば樹齢は判りますが、大切な木を切ることはできません。そこで、年輪を見なくてもおおよその樹齢を知る方法を調べてみました。

データの活用

木の幹の太さと樹齢の関係が判っていれば、知りたい木の幹の太さを測れば、樹齢は推定できます。この方法は誰でも思い浮かべると思いますが、実際に検証したことはあるのでしょうか?

実は、英国森林委員会では実証実験を行っていて、木の幹の直径を測って、同じ程度のサイズの木のデータと比較することで、おおよその樹齢推定が可能であることを確認していました。

木の生長は環境次第で大きく違うため、正確性には欠けますが、実証実験データがあるのは心強いですね。

面白い樹齢推定方法

上記のような、データを活用する方法は、説得力があります。恐らく、データの数が豊富にあれば、環境条件なども考慮することで、より正確性は増すでしょう。

しかし、データが乏しい時にはどうすれば良いのでしょうか?

実は、知りたい木の地上から1メートルの高さで幹の周囲長を測ることで、おおよその樹齢が判るそうです。

木の周囲長を測定したら、それを2.5で割った数が樹齢になるという方法です。

ちょっと面白そうなので、庭にある木の幹長さを測定してみました。

庭にある木は、家を建てた時に植えたため、およそ30年の樹齢です。

代表として「名称不明の木」、「ヤマボウシ」、「シャラ」の3本の木の幹の周囲長さを測定してみました。

確認の結果、「名称不明の木」の幹長は70㎝(計算樹齢28年)、「ヤマボウシ」幹長は50㎝(計算樹齢20年)、「シャラ」幹長は38㎝(計算樹齢15年)でした。

このように、木の種類によって幹の太さは、ばらばらで、樹齢推定は不可という結果になりました。

言い訳をすると、これらの木は、根元から枝別れしているために幹の太さが制限されてしまったのかもしれません。または、栄養不足かもしれません。

まとめ

木の樹齢を確認するには、年輪の数を数えることで判りますが、大切な木を切断することはできません。

簡易的には、木の幹の太さと寿命の関係が調べて、知りたい木の幹の太さを測れば、樹齢は推定できます。

もっと簡単な方法に、知りたい木の地上から1メートルの高さで幹の周囲長を測って、それを2.5で割った数が樹齢になるという方法がありますが、実際に試してみると、木の種類によって幹の太さは違うため、このやり方には無理がありました。

少なくとも、木の種類による幹の太さと、大雑把な樹齢の関係を確認して、樹齢推定する木の生育環境も考慮する必要があるでしょう。

非破壊的で年輪を確認するのは難しいため、個人で研究するには良い分野かもしれません。日々樹木を観察することで、優れた樹齢推定方法が見つかるかもしれません。