昆虫の分類と体の特徴

テントウムシの幼虫 昆虫・虫
テントウムシの幼虫

昆虫は、名前が付けられたものだけでも100万種を超えていて、地球上の全生物の半数以上を占めています。未発見の昆虫は、さらに2〜5倍もいると言われています。この記事では、昆虫の分類と特徴をどのようにして行っているのかをまとめています。

地球上で最も数の多い生物

現在知られている昆虫は、100万種を超えると言われていて、地球上の植物を含めた全生物の半数以上を占めています。但し、100万種という昆虫の種は、あくまで人に確認されて名前がついているものだけです。

実際には、未発見のものが2〜5倍もいると言われています。このように地球上で最も種が多い昆虫とはどのような生き物なのでしょうか。

昆虫の分類と特徴

地球上で最も種が多い生物とされる昆虫の分類と形態的な特徴は、次のように区分されています。

昆虫の分類

昆虫は、学問的には動物界の一群として分類されています。

具体的には、節足動物門汎甲殻類六脚亜門昆虫鋼です。もう少し分かりやすく表現すると、カニとかダンゴムシと同様に節足動物門の昆虫鋼という分類です。

昆虫の体の特徴

節足動物の特徴は、外骨格です。

体の外側は硬い外皮で覆われていて、その中に筋肉が詰まっています。

また、昆虫を定義づける体の形態的な特徴は、「頭部」、「胸部」、「腹部」の3つに分かれている点です。

  1. 頭部
    頭部には、咀嚼(そしゃく)・吸汁器官・眼(複眼)と触覚があって、食物を食べる、物を見るための視覚等の感覚器官があります。
  2. 胸部
    胸部は、3つの節に分かれていて、それぞれの節の左右に脚があります。このため、計6本の脚があります。
  3. 腹部
    腹部は、10節に分かれていますが、体の末端にある排泄器官、産卵器官と生殖器を除いた多くの節はほぼ同じ形です。消化器官や卵(メス)、精子(オス)も、腹部にあります。

    腹部の特徴的な器官としては、各節の横に呼吸をするための、気門という孔があることです。
    つまり、昆虫の腹部は、消化吸収、排泄、生殖、そして呼吸を行う部分を担っています。

昆虫の体の特徴は、以上のようなものですが、さらに、多くの昆虫に見られるものとして、変態する・飛ぶという特徴もあります。

もちろん、変態や飛翔をしない昆虫もいますが、多くの昆虫は、成長の過程で変態をして、成虫期に飛翔するものが大部分です。

まとめ

昆虫は、地球上で最も種が多いと言われている生き物で、人が分類しただけで100万種を超えています。

学問的には動物界の一群に分類されています。分かりやすく言うと、カニとかダンゴムシと同様に節足動物門の昆虫鋼です。

形態的な特徴は、「頭部」、「胸部」、「腹部」の3つに分かれている点です。但し、昆虫が、人と決定的に違うのは、腹部の各節の横にある呼吸をするための、気門(きもん)という孔があることです。

そして、昆虫が成長するには、変態を繰り返さなければならない点でしょう。

こうして見ると、昆虫は、まるで宇宙人です。知れば知る程、人とは違う生物ということが分かるでしょう。昆虫を観察する興味はつきません。

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