近年、刺されると酷い激痛を伴う、ヒアリのようなアリが話題です。日本に生息するアリは、噛みつくことや、刺すアリもますが、滅多に攻撃しません。記事では、攻撃的な亜熱帯や熱帯地方に生息する、最悪のアリと言われている、ワースト3を紹介しています。
激痛を伴うワースト3のアリ
日本のアリに噛まれても、ちくっとする程度でたいしたことはありません。ところが、亜熱帯地方や熱帯地方にいるアリは攻撃的で、刺さないアリはいない程です。
世界中で、刺されると死ぬほど痛いと言われている嫌なアリのワースト3は、次のアリと言われています。
- パラポネラ
- キバハリアリ
- アメリカナガアリ
次に、これらのアリに刺された時、どんな激痛に襲われるのかを紹介します。
パラポネラ
パラポネラというアリは、体長が2.5㎝もある中南米に住む大型のアリです。体色は黒褐色をしていて樹木の中で生活しています。
パラポネラの毒針は強烈です。パラポネラに、刺された人は銃で撃たれたような激痛(焼けるような痛み)が全身に走り、痛みは24時間も続きます。そのため、別名は、銃弾アリ(Bullet Ant)と呼ばれています。
キバハリアリ
キバハリアリも、体長が2.5㎝の大型のアリです。
キバハリアリは、アリの原始的な性質を多く残しているアリで、オーストラリアには、70種ぐらいが生息しています。
キバハリアリの多くは、乾燥地帯に生息していて地面に穴をあけて巣を作ります。
地面に穴を掘って、巣を作りますが、穴の入口は、子供の手のひら程の巨大なものです。原始時代の名残でしょう。
キバハリアリに刺されると、スズメバチに刺された時よりも痛いと言われています。
どんな痛みなのか想像もつきませんが、刺されたところは、手のひらほどの大きさに赤くはれてしまいます。痛みは少しずつ軽減しますが、1〜2週間(人によっては、1ヶ月間)も続きます。
また、巣の近くで刺された人が遠くに逃げてもしつこく襲撃します。祖先が蜂だった頃の名残だと言われています。
刺されるのは1箇所だけではなく、数箇所もあると考えて下さい。
この痛みが長期間続くと考えただけでも拷問でしょう。日本のアリはおとなしくて本当に良かったです。
アメリカナガアリ
アメリカナガアリ属のアリは、南北アメリカに数10種類います。この中の数種のアリは、強烈な痛みを伴い、刺されると失神してしまいそうになるほど強烈なものと言われています。
まとめ
日本では、外来種のヒアリに刺されると、火傷をしたような酷い痛みを伴うことが話題になりました。
ところが、もっと範囲を広げてみると、さらに酷い痛みを伴うアリが生息していたのです。
確かに、痛みは人によって感じ方が違うため、一概に順位を付けるのはナンセンスかもしれませんが、恐ろしさは伝わってきます。
日本に生息するアリは、大人しい種類でした。特に、熱帯地域にすんでいるアリの殆どは、蜂のように針を持っています。
尚、今回ワースト3には入れませんでしたが、ここに登場させたアリ以外にも、激痛を伴うアリは沢山います。
しかも、まだアリの種類や性質も一部のみしか分かっていないそうです。