伊豆沼に来たハクチョウ
2017年秋〜2018年春の環境省調査データを使って、宮城県の伊豆沼に飛来した、ハクチョウを調べてみました。
環境省取得データ
2017年秋〜2018年春の期間では、オオハクチョウの飛来数は20,270羽で、コハクチョウは、354羽でした。圧倒的にオオハクチョウの数がコハクチョウを上回っています。
これは、渡りのルートの関係で、北海道の北西部のクッチャロ湖方面を飛ぶコハクチョウと、北海道の北東部方面を飛ぶオオハクチョウの違いから生じた数値の差でしょう。
また、初飛来日と最終確認日の両方ともオオハクチョウでした。この理由は、コハクチョウの飛来地がオオハクチョウよりも1,000キロメートルも遠方のためかもしれません。または、コハクチョウは、主な飛来ルートからそれた小さな集団のためかもしれません。
まとめ
2017年秋〜2018年春の環境省調査データの宮城県の伊豆沼に飛来したハクチョウの推移データを見ると、オオハクチョウの飛来数は20,270羽で、コハクチョウは、354羽でした。
圧倒的にオオハクチョウの数がコハクチョウを上回っているデータでした。
このデータだけではなく、数年分を確認する必要がありますが、恐らく、伊豆沼に飛来するのはオオハクチョウが飛来するルートで、少数のコハクチョウは、本来の飛来ルートから逸脱した小さなグループが紛れ込んだものでしょう。